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はじまり 「放射線-東京新聞」・「紙つぶて-中日新聞」
夏は日本では1年の中間。また現在活動の場のフィンランドでは新しいシーズンの前の長い休みの時期、年度末という終わりの季節でもある。そんな時期に二つのことが自分に始まる。 ひとつはこのコラム、そしてこの2年ほど企画に動いてきたフィンランド人... -
日立フィルハーモニー第 15 回定期演奏会 プログラムノート
1957 年 9 月 20 日、ジャン シベリウスは夕方静かに息を引き取った。翌日の報道は大きなものだった。そしてその同じ紙面のほんのわずかのスペースに、同じく 9 月 20 日で 72 歳の生涯を閉じた作曲家の記事があった。ヘイノ カスキだった。<前奏曲 変... -
ラハティ交響楽団2003年来日公演プログラム掲載コラム
コラム 2003 年 9 月 1 日、第 4 回シベリウス音楽祭は「カレリア序曲 Karelia-alkusoitto 」のリハーサルから始まった。5ヶ月ぶりに聴くラハティ響-オスモ・ヴァンスカ氏の演奏。このコンビにはすでにお馴染みの作品でもリハーサルから決して手を抜か... -
品川区民管弦楽団 ’03品川区民秋のコンサート
コラム「 Suomi の風景と3つの S ~ SAUNA ・ SISU ・ SIBELIUS 」 シベリウスプログラムに寄せて1 月、新年を祝うのは 1 日だけ、 2 日目からは通常の仕事が始まる。厳しい寒さの中、朝 7 時頃から仕事場の明かりは灯る。もちろんまだ真っ暗。2 月、最... -
ひこね第九オーケストラ第6回ひこね市民手作り第九演奏会
コラム (引用:シラー作 “An Die Freude” 檜山哲彦訳)<シラーの詩が教えてくれる事。そしてドイツ-日本-フィンランド> Seid umschlungen, Millionen! (抱きあうがいい、幾百万の人よ!) シラーの An die Freude (歓びに寄す)... -
大阪市音楽団「市音タイムズ」143号 (2004年11月1日)
日本だけでなく海外でもご活躍の指揮者「新田ユリ」さんに、おたすねしました。インタビュアー:友の会 井上和子井上:小さい頃から音楽に親しんでこられたと思いますが、いつ頃から指揮者になりたいと思われましたか、また指揮者にどんな魅力を感じられ... -
大阪市音楽団「市音タイムズ」143号 (2004年11月1日)
プロの音楽家って、普段どんなCD(レコード、テープ)を聴いているのでしようか?今回は特別編としまして指揮者の新田ユリきんにお願いしました。質問1もし、あなたが離れ島で一人暮しをしなければならなくなったと仮定して、3枚だけCDを持って行けるとし... -
蕎麦の音
「ずずっといって・・・」と言われてもなかなかそうはできないのが、レディと欧米のお客様。レディではない私はいつも「すずっ」と頂く。 昨年夏にフィンランド放送交響楽団という、日本でいうNHK交響楽団と同じように放送局が持つオーケストラの主席ソ... -
アンサンブル フラン 創立25周年記念 第25回定期演奏会 特別投稿
「北欧・英国・そしてフラン」2002年6月2日(日) 14時開演 第一生命ホールチャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 作品48ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー(構成 山下洋輔 編曲 上野哲生 弦楽合奏版)エングルンド 交響曲第4... -
アンサンブル フラン2004ニューイヤーコンサート コラム
「英国への憧憬」2004年1月25日(日) 14時開演 第一生命ホールパリー イギリス組曲ブリッジ ラメントペルト ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌ウォルトン 弦楽のためのソナタ 紅茶にお菓子、シャーロック・ホームズのパイプ、スコットラ...