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北欧の音楽家たちと作品 その3
Kalevi Aho(1949~)のことは、これまでも度々触れてきた。いよいよ今月東京で作品を初演する。今回取上げたのは、吹奏楽の作品「Tristia」である。これは氏がロシアの詩人 O.Mandelstaminの同名の詩集から影響を受けてつけられたタイトルを持つ作品... -
北欧の音楽家たちと作品 その1
二ヶ月エッセイを書かずに過ごしたが、そろそろ再開。いつの間にか梅雨の季節を迎えようとしている。今ごろのフィンランドは本当に素敵な季節で、夏を前に気持ちが弾んでくる時期だ。大げさではなく人々の顔が変ってくる。 今年もそんなフィンランドから... -
シベリウスアカデミーで その2
それにしてもアカデミーのオケは上手である。もちろん即席のオーケストラなので完成度は高くはないが。今回の課題は「ペトリューシカ」「マーラー交響曲第4番」「プロコフィエフ古典交響曲」などであったが、リハーサルはなくその場でどんどん作り上げてい... -
シベリウスアカデミーで その1
最近とみに名前を挙げてきたフィンランド唯一の音楽大学である。学校の詳細は後日リンクを掲載するのでそこで見ていただきたい。現在は学費がかからないシステムのようだが、近年中に有料化の方向に向かっていると在学生からきいた。学校運営が厳しいとい... -
長距離バス
ラハティ-ヘルシンキ間はおそよ100キロ。高速道路が走っているので車で最短距離を取れば1時間あれば十分に到着できる距離である。ヘルシンキ在住のラハティ響団員はそれぞれ車に分乗して通っている。 一般にヘルシンキへ通勤通学で利用している人の多く... -
ピアノ その2
高校時代の後半、一時期「プログレッシブロック」なるものに関わっていた。友人の友人という伝でロックバンドのキーボード奏者を急遽募集という話をきき1回の助っ人のつもりで参加。これがプログレとの出会いであった。 ELP, YES、クリムゾン等・・・... -
ピアノ その1
今日は室内楽のコンサートを聴いた。ホルン・ピアノ・ヴァイオリンのトリオ。このメンバーはラハティ響のメンバーとエキストラで良く顔を見る若手達。我々のクワルテットのはじめの演奏の場でもあったアハティアランセウラクンタフオネという非常に長い名... -
英国訪問日記風に その3
カーディフベイという地域にBBCウェールズの放送局はあった。途中素晴らしい住宅街を抜けていく。石造りの2階建てで装飾を施した外観に美しい庭を持つ。まるで日本の新興住宅地の並び方のようなものなのだが、古くて趣のある建物が並んでいる。ティータイ... -
英国訪問日記風に その2
朝10時35分発のコーチ(長距離バス)で一路カーディフへ。バスに乗り込む時に又つかまった。インターネットで予約ができるe-チケットというもので往復の予約を取ってある。すでに料金の支払いなども確認できているもので印刷したものをドライバーに見せれ... -
英国訪問日記風に その1
3月4日早朝5時にラハティをバスで発った。ヘルシンキヴァンター空港に6時半に到着。チェックインを済ませ7時20分頃搭乗開始。初めてのブリティッシュエアウェイ。機長の挨拶で「当機出発遅れます・・・」というアナウンスがあってから睡魔に襲われそのまま...