言葉のページ– category –
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大晦日によせて
2002年も静かに終わろうとしている。皆さんはどんな時の過ごし方をなさっているだろう。 音楽界も世界的に賑やかな年であったかもしれない。日本人の海外での活動も華やかになり 又充実してきている。その実績で日本へ里帰り公演で素晴らしい公演を... -
二休み ~駅弁によせて~
訳のわからない造語はいけない・・といいつつなかなか本題を進行できない。少しずつ盛り込んでいるのだが きっと一生かかる命題かもしれない。音楽と言葉― 今日、都内の駅で各地の駅弁を売っていた。威勢の良い声が掛かって それだけで元気がでる。駅弁... -
一休み
なんともお恥ずかしい間違えを先日のエッセイに書き記していた。本日メールで指摘を受けるまで自分の思い込みで文章を勝手に読んでいた。恐ろしい。しばし猛省。関西のT君ありがとう! 楽譜における読み間違え、思い込みというのも時々しているのを気づ... -
音楽と言葉 その2
この秋は聴衆になることも多い月だった。その中でも度々この命題―音楽と言葉―を体感した。 あまりに重要な問題を掲げてしまったので、公演の合間にとても書く気持ちにはなれず、珍しくも一月間があいてしまった。又寄り道をしながら書くことになるかもし... -
音楽と言葉 その1
しばらくエッセイから遠のいていましたが、復活です。 音と言葉―というと、かの名指揮者フルトヴェングラーの名著がある。また丸山圭三郎氏による、言葉と無意識―という15年ほど前に出版された新書も興味深い。音楽家にとっての言葉、というのは二重の意... -
なぜ北欧音楽を? その3
解決編にはならないかもしれないが、現在に至るまで心にあることを書いてみる。 シベリウスは1865年生まれである。フィンランドには今手元にある資料では1761年生まれのエリク トゥリンベルクから現在に至るまで70名余りの作曲家が協会に登録され、今尚... -
指揮者紹介 その2
次のシーズンへと入る前にオペラ劇場で出会った指揮者たちを書き忘れていたのであらためてご紹介。<エリ クラス エストニア> ヴァンスカ氏のアシスタントとして2001年2月に国立歌劇場の仕事に入ったとき、紹介いただいた。フィンランドで多くオペ... -
指揮者紹介 その1
北欧音楽にこだわる理由を明らかにするエッセイの前に、ちょっと寄り道をしてみた。北欧紹介のコーナー、アンサンブルイリスのコーナーに掲載する資料をまとめるうちに、2年間様々な指揮者との出会いがあったことをあらためて思い出したのだ。簡単な紹介コ... -
なぜ北欧音楽を? その2
シベリウス交響曲第1番の力強さと優しさのコントラストに非常に魅力を感じているうちに、ニールス ゲーゼというデンマークの作曲家の存在を教えてもらった。この交響曲第1番の衝撃は忘れられない。ゲーゼは1817年-1890年の人生であるから初期~中期ロマ... -
なぜ北欧音楽を? その1
このところ北欧作品の演奏の機会がお陰さまで増えてきて、この質問を多く頂く。 北欧の作品とのはじめの出会いは もちろんグリーグ「ペールギュント組曲」そして「ピアノ協奏曲」。このうち「ペールギュント」の方は、子供の頃小学館から出版されていた...