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休暇制度
これは果たして書いてよいか否か、随分迷った。あまりに社会環境が違う日本とフィンランドであるから。 以前楽員が耳栓をしていたことに驚いたと記したが、もう一つもっと大きな驚きがあった。それは休暇のシステム。規約としての正式なものはあいにく情... -
シベリウス音楽祭
2000年9月から始まったシベリウス音楽祭。今年で3回目を迎えた。第1回は全交響曲とヴァイオリン協奏曲。第2回が交響詩とオーケストラ伴奏の歌曲。今年は再び全交響曲とヴァイオリン協奏曲。来年は声楽作品を主軸においている。すべてオスモ ヴァンスカ指... -
身内意識
悪い言葉として身内意識ということが日本でも各方面で取上げられる。閉鎖性にもつながるし、狭い視野から物事への発展性に欠けるということも生まれやすい。フィンランドも身内意識は強いと感じる。北欧で仕事をしていたある指揮者からも「北欧は閉鎖的だ... -
サービス精神
フィンランドの国家としての力、又住みやすさということではこのところ世界のトップの評価を得ているようだ。私はまだたった3年目のおつきあい、知ったかぶりはやめよう。「おや」と思った経験を書いてみる。 あるピアノのソリストがアメリカからやってき... -
指揮者の仕事
いきなり、本題に入るが、指揮者の仕事ほど外から不明瞭なものはないと思う。音を出さない音楽家、その視点から見れば パフォーマンスが重視され何かしら視覚に訴える表現のクリアーさ、が大切のように思われよう。しかし、である。それ―指揮―は本来ボデ... -
アンサンブルイリス第二回目を終えて
本日9月13日 アンサンブルイリスの第二回演奏会を無事終えた。総勢18名、そしてソリストを迎えての今回のアンサンブル、暖かな教会の光の中でフィンランドと日本の作品が響いた。詳しいレポートは コンサートマスター ペトリ カスケラ氏やお客様のコメ... -
音
耳という器官、意識しても機能を止めることはできない。聞きたくないものに対しては、耳栓、耳をふさぐなどなど、能動的な行為を必要とする。息を止めて悪臭を避ける、又は見たくないものは目を閉じる、などとは根本的に違う機能。これが問題である。 オ... -
3回目のフィンランドの秋を終えて
8月27日からフィンランド、ラハティに来ている。研修の準備に訪れた2000年秋から3度目の同じ季節を数える。今年の夏も昨年に続き 長く、又太陽の恵みの多かった夏だったーと楽員の日焼けした顔から笑顔の思い出話をたくさんもらった。ラハティ響の夏休み... -
Kiitos!
多くの皆さんのご協力を得られて、この<森と湖の詩>が始まる。 フィンランドでの深く暖かく厳しい経験を経て自分の音楽活動を改めて振り返るこのごろ、感謝を込めてタクトを振りつづけようと思う毎日である。 札幌で育ったあの冬の日々がなければ、今... -
芝生独り占めの図
今日は公園をジョギング&ウォーキング。にわか雨もあったけど・・ 本日も芝生の独り占め状態。 短距離選手の時代に戻るのは無理ですが、これからの人生に必要な筋肉は取り戻しましょう・・・。ということでスローペースで続けています。 この広大な...