エッセイ(終了)– category –
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指揮者紹介 その2
次のシーズンへと入る前にオペラ劇場で出会った指揮者たちを書き忘れていたのであらためてご紹介。<エリ クラス エストニア> ヴァンスカ氏のアシスタントとして2001年2月に国立歌劇場の仕事に入ったとき、紹介いただいた。フィンランドで多くオペ... -
指揮者紹介 その1
北欧音楽にこだわる理由を明らかにするエッセイの前に、ちょっと寄り道をしてみた。北欧紹介のコーナー、アンサンブルイリスのコーナーに掲載する資料をまとめるうちに、2年間様々な指揮者との出会いがあったことをあらためて思い出したのだ。簡単な紹介コ... -
なぜ北欧音楽を? その2
シベリウス交響曲第1番の力強さと優しさのコントラストに非常に魅力を感じているうちに、ニールス ゲーゼというデンマークの作曲家の存在を教えてもらった。この交響曲第1番の衝撃は忘れられない。ゲーゼは1817年-1890年の人生であるから初期~中期ロマ... -
なぜ北欧音楽を? その1
このところ北欧作品の演奏の機会がお陰さまで増えてきて、この質問を多く頂く。 北欧の作品とのはじめの出会いは もちろんグリーグ「ペールギュント組曲」そして「ピアノ協奏曲」。このうち「ペールギュント」の方は、子供の頃小学館から出版されていた... -
休暇制度
これは果たして書いてよいか否か、随分迷った。あまりに社会環境が違う日本とフィンランドであるから。 以前楽員が耳栓をしていたことに驚いたと記したが、もう一つもっと大きな驚きがあった。それは休暇のシステム。規約としての正式なものはあいにく情... -
シベリウス音楽祭
2000年9月から始まったシベリウス音楽祭。今年で3回目を迎えた。第1回は全交響曲とヴァイオリン協奏曲。第2回が交響詩とオーケストラ伴奏の歌曲。今年は再び全交響曲とヴァイオリン協奏曲。来年は声楽作品を主軸においている。すべてオスモ ヴァンスカ指... -
身内意識
悪い言葉として身内意識ということが日本でも各方面で取上げられる。閉鎖性にもつながるし、狭い視野から物事への発展性に欠けるということも生まれやすい。フィンランドも身内意識は強いと感じる。北欧で仕事をしていたある指揮者からも「北欧は閉鎖的だ... -
サービス精神
フィンランドの国家としての力、又住みやすさということではこのところ世界のトップの評価を得ているようだ。私はまだたった3年目のおつきあい、知ったかぶりはやめよう。「おや」と思った経験を書いてみる。 あるピアノのソリストがアメリカからやってき... -
指揮者の仕事
いきなり、本題に入るが、指揮者の仕事ほど外から不明瞭なものはないと思う。音を出さない音楽家、その視点から見れば パフォーマンスが重視され何かしら視覚に訴える表現のクリアーさ、が大切のように思われよう。しかし、である。それ―指揮―は本来ボデ... -
アンサンブルイリス第二回目を終えて
本日9月13日 アンサンブルイリスの第二回演奏会を無事終えた。総勢18名、そしてソリストを迎えての今回のアンサンブル、暖かな教会の光の中でフィンランドと日本の作品が響いた。詳しいレポートは コンサートマスター ペトリ カスケラ氏やお客様のコメ...