エッセイ(終了)– category –
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変拍子 その2
たとえば、ストラヴィンスキー「春の祭典」、よく指揮者コンクールの課題にもなる作品である。変拍子といえば、という代名詞にもなる作品。しかしこの変拍子は難しくない。忙しく変化をする拍子群も、基本の音価が等しいか又は割り切れて音楽的に自然な流... -
変拍子 その1
この週末はここ数年続いているA県指揮者講習会に講師として行く。このご縁は面白く、数年前東北地区の吹奏楽講習会という一大イヴェントがA県下であり、その折には指揮法だけではなく アレンジ、指導法など各方面の専門家が招かれそれぞれに分散して講習... -
寒波
日本も今年は厳しい寒波から始まった。新年明けてフィンランドから頂くメッセージに強烈な寒波の報告がある。ラハティの友人から「マイナス20℃前後です!」ヘルシンキの友人から「日本から戻りました、マイナス25℃です!凍ります」今日はオスモ ヴァンス... -
Terve2003!
新年明けましておめでとうございます。本年もこの公式サイト共々 どうぞよろしくお願いいたします。新年の挨拶はフィンランド語でいくつかある。Hyva”a” Uutta Vuotta(ヒュヴァー ウウッタ ヴオッタ)素晴らしい新年を!Onnea (オンネア... -
大晦日によせて
2002年も静かに終わろうとしている。皆さんはどんな時の過ごし方をなさっているだろう。 音楽界も世界的に賑やかな年であったかもしれない。日本人の海外での活動も華やかになり 又充実してきている。その実績で日本へ里帰り公演で素晴らしい公演を... -
二休み ~駅弁によせて~
訳のわからない造語はいけない・・といいつつなかなか本題を進行できない。少しずつ盛り込んでいるのだが きっと一生かかる命題かもしれない。音楽と言葉― 今日、都内の駅で各地の駅弁を売っていた。威勢の良い声が掛かって それだけで元気がでる。駅弁... -
一休み
なんともお恥ずかしい間違えを先日のエッセイに書き記していた。本日メールで指摘を受けるまで自分の思い込みで文章を勝手に読んでいた。恐ろしい。しばし猛省。関西のT君ありがとう! 楽譜における読み間違え、思い込みというのも時々しているのを気づ... -
音楽と言葉 その2
この秋は聴衆になることも多い月だった。その中でも度々この命題―音楽と言葉―を体感した。 あまりに重要な問題を掲げてしまったので、公演の合間にとても書く気持ちにはなれず、珍しくも一月間があいてしまった。又寄り道をしながら書くことになるかもし... -
音楽と言葉 その1
しばらくエッセイから遠のいていましたが、復活です。 音と言葉―というと、かの名指揮者フルトヴェングラーの名著がある。また丸山圭三郎氏による、言葉と無意識―という15年ほど前に出版された新書も興味深い。音楽家にとっての言葉、というのは二重の意... -
なぜ北欧音楽を? その3
解決編にはならないかもしれないが、現在に至るまで心にあることを書いてみる。 シベリウスは1865年生まれである。フィンランドには今手元にある資料では1761年生まれのエリク トゥリンベルクから現在に至るまで70名余りの作曲家が協会に登録され、今尚...