コラム– category –
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コラム アイノラ交響楽団第18回定期演奏会によせて
アイノラ交響楽団第18回定期演奏会コラム原稿 新田ユリ 「Religioso~祈る気持ちで・・・」 この原稿を客席で読んでいただいていることを祈る想いで書いている。COVID-19という世界共通の新たな「敵」の存在に大きく揺れ... -
アイノラ交響楽団第13回定期演奏会コラム
アイノラ交響楽団 第13回定期演奏会 コラム 新田ユリ 創造への想像 アイノラ交響楽団の活動も気が付いたら干支を一巡。2004年の第1回定期演奏会、2008年の第5回定期演奏会、過去2回交響曲第5番を手掛けている。同じ作品を演... -
ひこね第九オーケストラ2014 プログラムコラム
<北欧人とは> どこか高潔な気配と趣味の良いバカンスを思わせるラーションの「抒情的幻想曲」、フィヨルドの代名詞ともなっているノルウェーの雄大で荒々しい地形と人の優しさが混在するグリーグの「ピアノ協奏曲」、そしてこれからヴァイキング船で出帆... -
アンサンブルフラン第37回定期演奏会コラム
「ジャンとカール」 時は1957年9月2×日。 「ヘイ、ジャン、待ってたよ・・」 「元気にしていたかね、カール君」 「もったいぶって・・・やめてくれよ、同級生だよ、俺たち、同じ1865年生まれじゃないか」 「でも君は、66歳と4か月、わたしは9... -
アイノラ交響楽団第10回定期演奏会コラム
「一筆書きの先は・・・」 新田ユリ 同じ瞬間は二度とない・・音の現場の真実。録音媒体などなかった昔は、聴衆の記憶により深く刻まれる工夫を作曲家たちは様式の中で行っていた。実際... -
2012年全日本吹奏楽コンクール 課題曲へのひとこと
このコメントは、相愛ウィンドオーケストラのウェブサイトに掲載されたものです。こちらのページも併せてご覧ください。Ⅰさくらのうた 福田洋介作曲 *抒情的な作品ですね。管楽器という同族楽器で美しいサウンドを作る醍醐味を味わえる作品だと... -
アイノラ交響楽団第9回定期演奏会コラム
「祈りのレ―Re」 ヒッグス粒子発見のための壮大な実験が始まった。宇宙の始まり解明へのまた一歩踏み込んだ内容だそうだ。自分には理論はまったくわからない。それでも一つ言えることは、宇宙の成り立ちの秘密に迫るものの存在を人類は大昔から知っていた... -
淡交フィルハーモニー管弦楽団第49回定期演奏会に寄せて
「時の足音」 古今東西星の数ほど存在する作曲家。しかしその中で時代を明確に写し後世に伝え、その音の響きで我々に「時の足音」を聴かせてくれる作曲家は限られる。エグモント伯が次の時代を夢見て、力強く刑場に踏み出した音、ナポレオンが1... -
アンサンブルフラン ウィンターコンサート2011コラム
ウィンターコンサート2011によせて 新田ユリ 「コンポーザーの仕分け作業」 2010年に賑わった「仕分け作業」は芸術文化事業に大きな影を落として2011年にその作業は継続している。「無駄を省いてスリムに」の精神はおおむねどこでも歓迎... -
京都市民管弦楽団定期演奏会によせて
「子供の不思議な角笛」民謡詩集は19世紀初頭に編纂。この作品に1890年前後に出会ったマーラー、叙事詩<カレヴァラ>に触れクッレルヴォ(1891年)を書いたシベリウスと時期的に重なる。<角笛>文学が中世ゲルマンへの憧れ、ロマン主義を世界観とする...