ならチェンバーオーケストラ第74回定期演奏会


 本日の会場、大ホールです。客席も可動式になっているそうです。ロビー上方が客席から見える面白い構造です。


 総勢35名の室内オーケストラ公演でした。このサイズは比較的慣れていて弦楽オーケストラの指揮も数多いので、自分にとっては落ち着く編成です。

メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」は今回ベーレンライターのロンドン版で行いました。ブライトコプフの新版も参照しつつ・・・。曲の冒頭の有名なメロディでまず驚きの小節があります。その他にも多々新しい発見もあり、納得の場所もあり、メンバーの皆さんと確認をしながら丁寧な音作りができたこと、とても感謝しています。クラリネットのデュオも美しく、メンデルスゾーンが見たであろうスタファ島の風景、周りの海の変化してゆく波の様子など、緩急はっきりとした風景をお届けできたのではと思います。

モーツァルト交響曲第31番「パリ」これは私自身は3年ぶりですね。とても楽しく演奏させていただきました。ソロ管楽器の皆さんの軽妙なやりとりに、こちらも非常に刺激と明るいエネルギーをいただきました。

後半は小六禮次郎さんの「ファンタジアなら」高橋晃子さんのバレエ、大前光市さんのコンテンポラリーダンスが入りました。群舞の子供たちはRCBA所属の皆さん。仏師が仏の像を彫り上げるストーリーを踊りになさっていました。音楽も非常に美しくまた他の機会にもぜひ演奏してみたいと思いました。

そして最後はシベリウス「ペレアスとメリザンド」組曲より7曲。なかなか実演では日本で聞く機会は少ない曲です。メンバーの皆さんも初めて接する方が多かったようですが、コールアングレのソロをはじめとして、やはり木管楽器大活躍の作品です。弦楽器はシベリウスワールド満載で、「刻み」「長く伸ばす音」「静かな音の持続」「不思議なフレーズ」が、短い曲それぞれに並びます。楽譜の景色と耳で聞いた時の印象がとても違うことが多いのもシベリウスの特徴かもしれません。短い練習期間でしたが、メンバーの皆さんもシベリウスの楽譜を素敵に奏でてくださいました。キートス。

アンコールはグリーグの「春」。ほのかに春の気配が感じられるような少し暖かな本日。その大気に溶けるような作品です。

今日はトークも担当。初っ端がちょっと息が上がっていましたね・・・(汗)トークコンサートは本当にいろいろやらせていただいていますが、下調べでいろいろ新しい情報に触れるのも楽しみです。

今回、メンバーのお一人が「フィンガルの洞窟」に以前いらしていて、そのお写真を見せていただきました。本当に素敵なところです。スコットランドの西側の拠点から船で2時間かかるということですが、私もいつか行ってみたい!


 メンバーの皆さんとホール裏手の「スペイン料理店」へ。懐かしい話、近況の話・・・楽しい時間を過ごしました。皆さんどうもありがとう!!


 定番ですが、とてもおいしかった。量もたっぷり!

13年ぶりのならチェンバーオーケストラの皆さんとの仕事、素敵なメンバーの皆さんとの新年はじめのコンサートでした。本当にありがとうございました。

そして本日のお客様、あいにく午後から雨模様でしたが予想を超えてご来場があったようです。ありがとうございました!

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