行ってきました


 東京佼成ウィンドオーケストラ 第100回定期演奏会

フィリップ・スパーク  セレブレーション 
ジョセフ・ホロヴィッツ 舞踏組曲  
アルフレッド・リード 法華経からの三つの啓示 
長生淳 レミニサンス 
北爪道夫 雲の変容(世界初演) 
ドナルド・グランサム 舞楽

3,4年前に久しぶりにご一緒して「第九」の第4楽章だけ、というステージがありましたが、
客観的に演奏会を拝聴するのは10年以上ぶりです。
ご無沙汰していました。
2月に急遽キングレコードとのCDが再販になって、
なんとなく佼成の皆さんとの仕事の時期を思い出していたので、
本日も懐かしいお顔が嬉しかったです。

指揮は秋山和慶先生。
大阪市音楽団の定期を振られた時も行きましたので、
最近私は秋山先生は吹奏楽の指揮ばかりを拝聴しています。

懐かしいメンバーと新しいメンバーと、
その融合された新しい佼成サウンドというものを初めて聴きました。
最近は年に4回の定期演奏会ということで、演奏活動のペースもかなり変わっていますね。
取り上げる作品も一昔前とは変化が見られます。
プログラムが柔軟で、様々なタイプの試みをしているように見えます。

自分は後半のプログラムを特に楽しみました。
長生さんのレミニサンスは自分でも演奏しています。
交響曲と並び長生作品の中で特に好きな曲です。
そして北爪先生の新しい作品。
響きが「ああ、北爪先生だ」とすぐにわかるものですが、
その中からまた新しい世界がちゃんと見えます。
グランサムの「舞楽」は東洋と西洋の融合をコンセプトとしていますが、これは自分にとっても一生の命題です。
とても魅力的な作品に思えました。

客席はほとんど満席でしたね。意外に年配の方が多かった。
平日の夜ということも関係あるでしょうか。
客席も懐かしい顔とお会いできました。

終演後楽屋で久しぶりに対面のメンバーの皆様とご挨拶。
北爪先生ともお話ができました。
昔お世話になった事務局の方々、そして3月に演奏する曲の作曲者、真島俊夫さん。
佼成ウィンドの副指揮者を務めていらした小林恵子さん。
レコーディングで度々お世話になった小貝さんなど等・・・・
打ち上げもお誘いいただいたのですが本日は失礼してすぐに実家に戻りました。
ごめんなさい・・・

100回目の定期演奏会、本当におめでとうございました。集中力のある熱いステージだったと思います。

帰宅すると今度はテレビの中で熱い若者のステージが。
このグスターボ・ドゥダメルとシモン・ボリバル・ユース・オーケストラのことは、丁度原稿で取り上げたところだったので、改めてじっくり拝聴。

様々な感想を持つ人がいたと思いますが、素直に「皆リズム感が凄い」と思います。
これが血です。複合リズムなんて「へ」でもない!
リズム大好き人間としてはこのノリは魅力です。
そして自主的に音を楽しんで奏でるという姿勢が何より素晴らしいのではないでしょうか。自主性のある音を紡いでいくことは指揮者にとって何よりの栄養ともいえます。

客席には指揮者I氏のお姿がありましたね。
I氏は来月千葉県の少年少女オーケストラの指揮をなさいます。
バスに乗ると必ず出会う顔であります。
ポスターが貼ってあります。千葉の京成バスです(笑)

さてこの週末はアイノラ響集中練習です。久しぶりの練習ですが、もう一ヶ月前!若者に負けない大人の音と魂でシベリウスに迫っていきましょう。

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