仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団定期演奏会終了

初の多賀城市での定期演奏会。とても良いホールです。18日に無事に終了。600名弱のお客様のご来場。本当にありがとうございました。


 当日は久しぶりにこのTシャツを着用。黄色は元気が出ます。

金曜日のリハーサルは、私自身もまだ万全の集中力ではなく、ホールの音を捕まえるのに少し苦労しました。土曜日のゲネプロではオーケストラも格段に進歩。楽しみな手ごたえも得ました。

本番はオーケストラがお互いの音をよく聴いている、という感覚の中で進めることができました。これは良い集中の状態です。初めてのホールでしたので、お客様が入った状態のバランスにやや心配な面もありましたが、これはまた後で確認するしかありません。

 多少の事故はあったにせよ、ソリスティックな部分が多い交響曲2曲とボロディンの有名な曲、メンバーが見事に奏でました。

演奏歴の長いつわものも多いというニューフィル。シンプルな旋律をじっくりと、様々な色を持って歌い上げることは年季も必要です。皆様お疲れ様でした。

アンコールはボロディンの弦楽四重奏からノクターンを。

 演奏会には高校時代の同級生、りえちゃんが駆けつけてくれました。彼女は現在仙台在住。一緒に高校のオーケストラでヴァイオリンを弾いていました。ニューフィルの初めの共演のときにも足を運んでくれました。そのとき以来の再会です。本当にありがとう!!


コンサートミストレスからのラストクッキー!そして白い小さな「ぶたさん」が・・・・これで3匹の家族になりました。本当にありがとうございました。初コンミスということで緊張の舞台だったようですが、落ち着いて務めていました。お疲れ様!

 また、こちらも頂きました。冬に向かってカイロを入れるものです。何も入れなくても十分にあったかそうな雰囲気です。東京のA響にも所属している新人の方からです!ありがとうございました!!

19日は午後から東京でリハーサルでした。

来年2月公演のアンサンブルフランの初リハーサル。今回は邦人とメンデルスゾーンと言う組み合わせですが、メンデルスゾーンは何度も手がけているということで、さすがのアンサンブルです。これは相当に作品の内側まで追求できる・・・・という手ごたえでした。

 実は、このリハーサルの後悲しい対面が待っていました。

音大時代の同級生S君が急逝。トロンボーン専攻でした。4年生のときに「1年ブラス」という企画があり、4年生が1,2年の専攻生によるウィンド編成のバンドを指揮する、というものでした。そこに私も教育科でありながら機会を頂いたのですが、そのときに一緒に指揮者として指揮台に立った人でした。トロンボーンから3人を初めとして私を含めて当時8人の指揮者がいた記憶があります。

あのときに演奏していた方の学生、あのメンバーから現在国内のプロの楽団に所属している人が何人もいます。実力者たちでした。

S君は卒業して楽器店に就職、私も一度クラリネット購入のときにお世話になりました。高校の吹奏楽指導のために、自分でもクラリネットをやってみようとして購入したのです。今その楽器は、当時のピアノの教え子に引き継がれています。いろいろな懐かしい風景が浮かんできます。

 

 まだまだ早すぎます。同い年の命が失われるということは、やはり心の痛むことです。無念であったと思います。この日のお通夜には本当にたくさんの方が集まっていました。様々なオーケストラの管楽器メンバーの皆さん、先生方、もちろん同級生、そして先輩後輩・・・・。こういう形での再会は悲しいのですが、本当に久しぶりにいろいろな方にお会いしてお互いの近況をきくことができました。

たくさんの皆さんの心を集めたS君のご人徳だと思います。母校もお仕事柄いろいろとお世話になっていたようです。穏やかなやさしい表情を思い出します。心よりご冥福を祈ります。天国で母校のことも引き続き見守ってください。

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