今日は大学へ出講。今年の秋のウィンド定期は下記の通り行われます。新しい響きと歴史ある名曲が並びます。
第37回 シンフォニック ウインド アンサンブル 定期演奏会
~未来に伝えるウインドの響き~
2008年11月30日(日) 14:00開演(13:15開場)
国立音楽大学講堂大ホール
【13:30より「オルガン・プレ・コンサート」を開催いたします】
■- 出 演 -■
淀 彰(指揮)
三浦 徹(指揮)
齋藤 充(ユーフォニアム独奏)
国立音楽大学シンフォニック ウインド アンサンブル(吹奏楽)
■- プログラム -■
藤田玄播/ディヴェルティメント
藤田玄播/天使ミカエルの嘆き
保科 洋/懐想譜
高 昌帥/ディテュランボス
武満 徹/ガーデン・レイン
北方寛丈/ユーフォニアム協奏曲(委嘱作品世界初演)
木村政巳/見えない都市
■- チケット -■
全席自由 \800
チケット取扱
電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:303-630)
国立楽器北口本店 042-573-1111
国立楽器音大店 042-535-9518
本日は委嘱作品の作曲家、北方氏が来校。ソリストあわせがありました。北方氏とは今年2月のアンサンブルフランの演奏会以来です。あの時は弦楽オーケストラへドビュッシーの「小組曲」を編曲していただきました。その新しい響きと技法に我々も大いに楽しませていただきました。今回の協奏曲も北方氏らしい世界が展開されています。お楽しみに!
吹奏楽の話題をもう一つ
こちらはお弟子様の指揮する東邦音楽大学・東邦音楽短期大学ウィンドオーケストラの定期演奏会。今年は記念の年ということで、なかなか大掛かりな企画のようです。こちらも新作があります。長生淳氏はこの大学でも教鞭をとられています。その長生氏への委嘱作品です。「トリトン」というタイトルから様々なことをイメージしますが、こちらもとても楽しみです。長生氏とは初めの出会いは国立音大で氏の作品を演奏したときに来校いただいたのが最初、その後ヨウコ・ハルヤンネ氏との長きに渡るコラボレーションがあります。
こうして今を生きる作曲家の皆さんとともに、未来への響きを生み出していけることは幸せなことです。演奏家の一人でもある指揮者は、その楽譜を通して作曲家の皆さんはもちろん、今の時代というものと深く会話をして読み取っていくことが要求されます。それがとても面白く、魅力的なことなのです。
私も再来週から大阪での吹奏楽の仕事が始まります。また来年3月には初顔あわせの吹奏楽団と新作の仕事があります。新しい響きの扉をあけることはワクワクします。
明日から私は仙台に入ります!
コメント