本日でリハーサルは終了。4日は大学の講堂にてホールリハーサルです。ホールでの練習がもう少し多くとれるとよいのですけどね。
昨日はオーケストラスタジオで最後の細かな練習。曲順にて。バッハはやはり手間がかかります。まだまだやることがたくさん残っています。本日の指摘をしっかり受け止めて、あと一日にステップアップしてほしいです。
ウィテカの作品は美しいですね。響きがだいぶ落ち着いてきましたね。ひたすら耳が勝負の曲です。(どの作品もですが)和声構造が身体に入っているともう少し自然に流れるのですが、これは一朝一夕ではいきませぬ。積み重ねです。
ウィルソンは作品の味をもう少し奏者が楽しみましょう。リハーサルで2回、へたくそなピアノで参加しましたが、それを強く感じました。この曲の持っている「ノリ」と響きの面白さを身体全体で感じてアンテナ張って思いきり自分の音から仕掛けてほしい・・・。音のスピード感が足りないように思うのです。
ドビュッシーはソリストとダイレクトにアンサンブルするつもりでアンテナを張ってください。音程・フレーズ・バランス・・・・さまざまなことをソリストがどうやっているのか、どうなっているのか・・・耳ダンボの状態で共演してください。
後半1曲目のスーザは、仕掛けは楽しいのでぜひとも良い音で!それだけを願います。
パーシケッティは文句なしに作品が素晴らしい。その素晴らしさをメンバーもだいぶ理解してきたようです。美しい響きになってきました。私はこれが一押しの曲ですね。
そしてスターウォーズ。管楽器奏者として「響き」を最後まで失わないこと。それは日頃の音楽的な体力がものを言いますね。
一昔前の先輩達はひたすらに「ロングトーン」ひたすらに「ハーモニー」自分で納得がいくまで止めずに鍛えていました。そういう姿が減っている今の3号館。みんな上手なんだけどね、短距離走の選手がたくさんいる感じがします。音楽はマラソンだよ。
巨大な楽器であるアンサンブル、オーケストラで音楽的に意味のある音を鳴らすということは、どれほど大変なことか・・・・その辺がどうも意識が薄い学生が増えてきている近年。
珍しく辛口コメントです。これは期待値を含みます。頑張ってほしい。土曜日はおそらくかなりのお客様の数になるようなので。そこまで集まってくださる意味を、ちゃんと音楽家の卵として音で返してほしい。お客さんの心に。
みんなのやるべきことは、「良い音楽をすること」「一緒に演奏するメンバーと、ちゃんとアンサンブルをすること」それだけです。
ファイト!
ご来場予定の皆様、残席少なくなっています。どうぞお早めに!!
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