コンサート初日です


 おはようございます。Hyva:a: huomenta! 
本日は気温は低く曇り空。
昨日の突然の冬への逆戻りにはまいりましたが、快晴の一日でした。


 さて、今日はフェアウェルコンサートの初日です。
リハーサルは11時から14時まで。
通常よりも一時間遅く始まるのが、公演当日のスケジュール。
公演は19時から。

このオルガンが入ってから、もちろん音が変わりました。
そして今回はブルックナーの時にホールの壁をかなりオープンにしています。
開閉式の壁を反響板としていて、コンサートの内容や響きのタイプによって自在に開閉させ音響を調節します。
ラハティ響のクラシックのコンサートでここまで開けているのを見たのは、私は初めてです。
このホールにフィンランド放送響が客演した時は全開でしたが・・・・・(サイズも違うので)
ラハティ響も今回一回り大きなサイズです。

委嘱作品である「ORA」の作曲者はアイスランドの方です。
昨日いらしていました。
アジアの音楽の色も聞こえます。
もとはクラリネットを勉強していたということ、
その辺はオスモさんとつながるところですね。

昨日のリハーサルのあとは、オスモさんとブルックナーの楽譜をはさんでお話の時間を頂きました。
やはりシベリウスとの繋がりをおっしゃっていました。
テンポ設定への考えを詳しく伺えました。


 昨夜は恭子さんをお迎えして、ご飯を食べました。
今回あまり和食の材料をもってきていないので、
あるものでなんとか・・・・(^^ゞ
 
でもこちらは外せません。「ナス」です・・・巨大です。
でもいつも使用するmunakoisoというナスではないのです。
munakoisoはこの2倍ほどの体積があります。
もっと賀茂ナスのようにしっかりした紫です。
munakoisoよりも皮が柔らかく使いやすかった。
煮びたしにしますが、ほどよい感触にできて「万歳」でした。

恭子さんはこちらの音楽学校でのピアノ指導のお仕事を続けていらっしゃいます。
演奏活動ももちろん。
いつもしっかりとした視点で音楽と世界を見ていらっしゃる人です。
教わることが多いです。
そしてケーキを焼くのがとても上手です!!

さてこれからリハーサル、そして本番を拝聴します。
仕上げ方の歩みも変わってきています。
その軌跡を耳に残したいと思います。

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フェアウェルコンサート初日終了しました。ここでしか聞けない響きだったと思います。


 リハーサルもみっちりと・・・・「ORA」のセッティングです。中央にKroumataの六人を配して取り囲むようにオーケストラが位置します。ソロ集団のこのアンサンブルに対してもオスモさんは厳しくリハーサルを行いました。


 二日間にわたるコンサートなので、集客がどうかな・・・と思っていました。通常は木曜日が演奏会の日です。本日はそれもあって、決して十分な入りではなかったのですが、熱心に暖かく音楽監督オスモ・ヴァンスカさんの最後のコンサートを聴き入っていました。


 コンサートが始まる7時でこの明るさです。終演の9時でもまだ日がありました。これからどんどん日が長くなります。

コンサートは熱のこもった、リハーサルからまた一歩階段を上った演奏だったと思います。私は「定位置」ともいえる、上手側2階のステージの横、というところで拝聴。指揮者もオーケストラもよく見えるところです。

Kroumataの皆さんの技をしっかり見ました。好きなのです打楽器・・・。アンサンブルの呼吸が見事というのはもちろんなのですが、音色のバランスや、受け渡しの時のお互いの気づかい、まるで一人で演奏しています・・・・と聞こえるような連携プレイ。奏法はナチュラルで、柔軟な身のこなし。すべてにわたって格好よい!

後半のブルックナー交響曲第9番。何と言えば良いのか・・・・独特ではあるのですが、それがきちんと説得力があります。このオーケストラとオスモさんのコンビでしか生まれない演奏ですね。そしてホルンセクションが何より素晴らしい・・・・。

音楽的な耳の良さがモノを言っていた本番だと思います。これまで聴いたどの演奏とも異なるスタイルと解釈でしたが、この作品のもつ根源的な意味が体内に飛び込んできた・・・と感じるものでした。この響き・・・しっかりと耳に残しておきたいと思います。

クラシックライブというインターネット経由でコンサートが視聴できる番組があります。www.classicLive.com です。このコンサートも後日配信されます。


 何度となくこの楽屋で撮影していただきましたが、これもおそらくあと一回でしょう・・・・。明日もあります。


 終演後、日本からのお客様とこちらで勉強している日本人の学生と一緒に「Metro」に乗りました・・・・ではなくて、入りました。一杯頂きながら、お話を・・・・。

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