新年度はじまっています

今年から母校の大学一校になりました。教育の現場です。

 
演奏の仕事とのバランス、まだまだ勉強すべきことが山ほどという現実。様々なことが理由で一昨年から順番にひとつずつやめさせていただきました。

3校掛け持ちをしていたこともかなり無茶だったかもしれません。それでも現場の先生方に助けられて勤めてこられたこと、本当に感謝に耐えません。若い学生たちとの時間から本当にたくさんのことを得ましたし、同僚先輩の先生方、指揮者だけではなく楽器の専門の先生方からも、たくさんの音楽的なアドバイスをいただきながらやってきました。

今年度母校ではオーケストラの学内演奏会を指揮します。
1.2年生で構成されるベーシック学年のオーケストラです。
グルック作曲 アウリスのイフゲニア序曲 
モーツァルト作曲 交響曲第32番 
ムソルグスキー作曲 ホヴァンシチーナ前奏曲 
チャイコフスキー作曲 幻想的序曲 ロメオとジュリエット 
このプログラムです。

グルックの序曲は、実は高校生の時オーケストラ部でヴァイオリンで演奏しています。懐かしい思い出の曲です。チャイコフスキーの曲は 指揮者の仕事をはじめてから演奏会で指揮を務めた最初の曲です。自分にとっての初めての曲が並んでいます。「初心にかえれ」のメッセージかもしれません。

この大学のオーケストラ、通称「Bオーケストラ」といいますが まだまだ現状はオーケストラになっていません。6月の学内公演までにちゃんとオーケストラになっていくように、指導教員一堂、そして音大の学生自らがんばっていくわけです。

吹奏楽の授業は今年から新しくユーフォニアムの教授である三浦先生が加わりました。佼成ウィンドオーケストラで長く演奏されてきたことは知られていますが、アメリカのバンド、指揮者と深いつながりを持って活動をなさっています。その実績を生かしたご指導を早速展開されています。情熱を持って学生をご指導されている姿に、新しいこの授業の道が見えます。

夏の定期演奏会はハンスバーガ氏をお迎えしての演奏会になっています。どうぞお楽しみに。

自分の演奏活動も先日のアイノラ響定期公演を終えてから、新年度という気分です。どうもこのところ4月にアイノラ響の定期があるので、それを終えないと一区切りできないという気持ちです。

今年は秋に念願の曲を手がける演奏会があります。こちら・・・・


 リムスキーコルサコフ作曲 交響曲第2番<アンタール> です。
今年はリムスキーコルサコフの没後100年です。このアンタールも国内で複数回演奏されるようですね。版が4つあります。皆さんどれを演奏されるのでしょう・・・。

実はこの曲、ラハティ響でヴァンスカ氏が演奏されたとき、アシスタントでリハーサルを務めたことがあります。物語を持つ作品ですが、オーケストレーションの面白さにはまって、いつか自分で・・・・・と思っていました。

この演奏会は10月18日、仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会です。この日はロシアプログラムとなりました。ボロディンとチャイコフスキーも演奏します。詳細は後日掲載!

大学構内は桜から新緑の風景にかわりつつあります。学生たちも日々楽しく新しい刺激の中で大きく育ってほしいと願います。技術系の大学です。特殊な環境です、音楽大学は。厳しい自己責任によって成り立ちます。そのことは教える側も厳しい態度を貫いていかないといけないと考えます。

とても複雑で多岐にわたる教育内容を課せられている日本の音大。私自身はそんな音大の姿には疑問を持つことも多く・・・何をこの中で得て巣立っていくか・・・それを自分の力で学び取ることができる基礎能力をまずは鍛えなくてはいけないのだと思う。

そのための環境づくりですね・・・・。

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