子供たちとの日々


 この山の姿がよいのです。落ち着きます。週末は盛岡へ。こちらも暖かな陽気でした。

この日は一番小さな生徒さんのグループのリハーサルも始まって、まっすぐな視線がまぶしい・・・

昨年もご一緒した生徒さんたちは、さすがに1年を経て大きくなっています。そしてしっかりした顔になってきました。個性や性格や・・それらがもうしっかりと顔や演奏に現れています。

高校生のエキストラの管楽器・打楽器の皆さんも大いにがんばっていますね。本当にありがとう!また5月までよろしくお願いします。


 都内自宅の「梅」です。久しぶりにこちらへきました。北区の、「こども家庭部男女共同参画推進課」という部署からの依頼で、中学と高校に朝、1時間ほどの講演にうかがいました。月曜日は高校、本日は中学でした。


 高校は「午前」「午後」「夜間」の三部制をとる非常におもしろいシステムの学校でした。生徒の学びのペースを大切にして、無理のない習得をという理念。私はこれには大賛成です。常々、「人生マイペース推進派」なので・・・・と言っても勝手とマイペースは違います。社会の中のルールはやはり守らなくてはいけない。でも学習や何かを習得する時間というのは、人それぞれの速度があると思っています。途中で休憩する人もあってよいし、学ぶことが一直線でなくても良いと思うのです。学校制度をまっしぐらに駆け上がらなくても良いではないですか。
本当にその人が何かを習得し、学び、身につけその上で社会に出て行けるのであれば。形だけ卒業して何も実際は学んでいない学生をたくさん輩出している日本。甘いのか厳しいのかわからないのです、教育現場は。とっても形骸化していますね。でも現場の先生たちは生徒さんをしっかりみて創意工夫で授業を行っている方も多いのですよ。そういう先生たちの力量を信じて、もう少し自由な教育のあり方があっても良いと思うのですが・・・・・


 本日の中学校は、創立80周年を迎えた学校。つまり現在の学校制度ができた第一期の学校だそうです。本日は1年生と会いました。平成7年、8年の生まれの生徒さんたちです。ううむ、若い!

職業への意識、社会へ出るということを考えるきっかけ、こんな仕事もあるよ、という紹介など、さまざまな意味を持たせての講演の依頼。非常に自分にとっては難しい仕事でしたが、なんとか終えることができました。比較的女性が少ない職業の人に依頼して、毎年行われえているそうです。女性指揮者・・・確かに絶対数は少ないですが、いまや激増の様子を見せていまして、もう「数少ない」「世界に稀な」という冠は不用の時代に入っているなと思っています。若い世代もどんどん増えていますしね。

午前中の講演だったので、二日間早起きでした。学校の先生は日常このように朝から夕方まで生徒さんを相手にパワーをふりまいて、授業も工夫をなさりながら仕事をなさっています。あらためてその凄さを感じたのです。いやあ、自分にはとても無理なことであります。

本日は午後打ち合わせ、その前に楽譜やさんへ。


スコアと一緒に本日はピアノ譜を大量に購入。二台ピアノやソロなど、興味のある作曲家のものが「バーゲン」だったのです。おもわず買い込んでしまいました!


 素敵な子供たちの瞳を見ながら、自分のできることは・・・・・と、あらためて考えた「ぶう」指揮者でした。

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