急に暖かな日々となっています。雪国も足下が大変のようですね。
確定申告の季節、自営業でもある自分は必須です。この季節は数字の苦手な自分にとって、また整理整頓が苦手で無精な自分にとって、苦行となります。その点母は完璧に常日頃整理整頓で、申告もあっという間に終わります。父の分も母が書いていたそうです。そういう才能は自分のどこかに眠っていないものでしょうか・・・掘り起こさないとダメでしょうか・・・(笑)
ロシア音楽を専門とする音楽学者であり、ロシア語通訳としても第一人者である一柳富美子女史の著作です。昨年10月20日の発刊。嬉しいことに私の誕生日であります。先日弔問に、実家までお越し下さいました。その折に父へのご報告としてこの御本を頂戴しました。
10年程前に私がショスタコーヴィチの交響曲第5番を演奏した際に、聴きにいらしてくださったのが初めの出会いです。昨年も9月の「シベリウスの真実」コンサートにご来場くださいました。父ともそこで久しぶりの再会となり、そして最後となってしまいました。
先日も母や私の知らない、大学での父の様子もうかがうことができて嬉しい懐かしい一時となりました。本当にありがとうございました。
一柳女史の著作や文章は紙面、誌面などでも度々拝見していますが、きちんとした資料検証、語学が確かなことからくる 曖昧さのない語り口等々、とてもお仕事振りに敬服しています。
今回のこの著作も小冊子というサイズながら、ムソルグスキーという人物像をくっきりと描き、様々な謎や疑問に答えを出していらっしゃいます。
東洋出版という会社、調べてみるとロシア関係の出版がとても多い。この御本も「ユーラシア研究所・ブックレット編集委員会」の企画編集なのですが、そのバックナンバーを思わず何冊か注文してしまいました。
個人的にはカレリアという土地について、ロシア側の視点による著作を探しています。フィンランドからのものは、資料を少しずつ読んでいますが、両面のサーチが必要だと思っています。
こちらは、お気に入りの雑誌です。
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