アンサンブルフラン2008ウィンターコンサート終了


 創立30周年記念演奏会の最後となる昨日のコンサートでした。

ジャコモ・プッチーニ作曲 菊 
ニーノ・ロータ 弦楽のための協奏曲 
クロード・ドビュッシー作曲 北方寛丈編 小組曲  
エリック・サティ作曲 北方寛丈編 ジムノペディ第3番 
クロード・ドビュッシー作曲 弦楽四重奏曲 ト短調 
アンコール エリック・サティ作曲 北方寛丈編

イタリア、フランス特集のプログラム。自分にとっても初の試みでした。アンサンブルフランもこの二つの国の作品の演奏は圧倒的に少ないようです。

 リハーサルです。この会場にもすっかり慣れたフランのメンバー。ドビュッシーから響きを確認しながら進めます。


 こちら、今回の目玉の一つでありました、北方寛丈編曲の小組曲。このセッティングでリハーサルを行っていたのですが、客席でバランスを聴いていてくれたお弟子様のアドバイスで、大幅に並び方を変更。演奏しやすく、客席にも良い響きが届くようになりました。助かりました。

この編曲はヴァイオリン4つ、他のセクションは2つにわかれています。それぞれに独立した役割があり、かなりソリスティックな要求があります。特種奏法も多々・・・・。ハーモニクスのピチカート奏法の美しさに感激です。オリジナルのピアノ曲からの編曲です。非常に素晴らしい作品となりました。

サティのジムノペディも北方さんの編曲。2曲のキャラクターの違いも描いていらっしゃいます。極限の小さな音を紡いでいくことも、アンサンブルフランにとっては素晴らしい体験だったと思います。

そしてメインのクワルテットですが、こちらは私が少し手を入れています。四重奏の楽譜をそのまま全員で演奏しても、本来の作品の持つ言葉が消えてしまう事があります。いろいろと悩みながらのリハーサルでした。

ニーノ・ロータの作品は、映画が一本作れてしまうような面白い要素がたくさんの曲です。聴くと簡単に思えますが、弦楽器的に非常に演奏しにくい音符でした。でも格好良くおしゃれな作品ですね。


 レセプションでごあいさついただく、北方さんです。メンバーのリハーサルでも一度ご指導いただきました。ありがとうございました。


 昨日の同行者です。楽屋にて。


 打ち上げの締め・・・・・綿あめが乗っかったアイスクリーム


 会場を後にするメンバーです。お疲れ様でした!また来年お目にかかります。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ほんとに昨日はありがとうございました!
    非常に充実した時間が過ごせましたし、
    県芸以来の縁がこのような形でまた結実できたことを嬉しく思います。本当に感謝です。
    また今後もよろしくお願いします!

  • >北方寛丈様
    ツッコミ早速ありがとうございました!
    本当に素敵な弦楽の世界を作り上げてくださり、感謝申し上げます。また新しい響きへの旅、よろしくお願いします。

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