紀尾井クリスマスコンサート2007終了


 紀尾井ホール主催のクリスマスコンサート「北欧~オーロラのクリスマス」というサブタイトルのコンサートが終わりました。

紀尾井シンフォニエッタ東京(KST)の素晴らしい弦楽セクションと、北欧に縁のある出演者の皆さんとともに、静かな大人の雰囲気のクリスマスコンサートとなりました。

紀尾井ホールのかたと構成を一緒に担当して、弦楽アンサンブルへのアレンジ、プログラムノートなどもお役目を頂戴しての企画。曲目最後の、「フィンランディア讃歌」からアンコールの「アンダンテフェスティヴォ」そして「きよしこの夜」のアレンジは、シベリウスをキーワードにトータルコーディネートとさせていただき、ご笑納下さいという心境でステージにかけました。

「ペリマンニメドレー」は、以前アンサンブルフランの公演でアンコールで手がけたものから少し手を入れています。KSTの皆さんも非常に雰囲気を出して演奏してくださいました。

一般的なクリスマスソングセレクションは市販のアレンジを使用しました。

 川上麻衣子さんと大久保光哉さんはスウェーデンにご縁があり、駒ヶ嶺ゆかりさんと私はフィンランドに・・・という組み合わせ。トークでは「対抗合戦」モードになるかと思ったのですが、打ち合わせの段階で「やはりクリスマスの過ごし方は似ていますね・・食べ物も同じだし・・・」ということでその案は却下。」

 とにかく皆さん、北欧のクリスマスを経験しているので、実感をともなったお話しを伺うことができました。

大久保さんはスウェーデン語の歌曲、駒ヶ嶺さんはフィンランド語とノルウェー語の歌曲を。言語によっての響きやフレーズ感の違いも味わえました。

ピアノの田部京子さんは近年積極的にシベリウス、グリーグの作品を録音なさっています。この日も「ホルベアの時代より」「トロールハウエンの婚礼の日」「樹の組曲」を美しい響きでクリアーな透明感を持ってお客様に届けていらっしゃいました。

紀尾井シンフォニエッタ東京の皆さんの演奏は、客席やリハーサルでは何度も拝聴していましたが、今回初共演。個人的に他の場所でご一緒したことがあるメンバーも複数いらっしゃいましたが、とにかく美しい響きと高い音楽性機能性で、素晴らしいオーケストラだと思います。北欧の現代作品など、ぜひ演奏していただきたいなと思いましたね。


 川上麻衣子さんは、私はNHKのドラマで拝見したのが初めだったでしょうか・・・。その後ドラマや旅番組などで何度も拝見していて非常に魅力的な雰囲気を持つ女優さんだと感じていました。後年スウェーデンにご縁があると知り、「!!!!なるほど」と思ったものでした。

この日もしっとりとした落ち着きの中に、的確にステージを運んでくださる配慮など、本当にご一緒していて気持ちよく仕事をさせていただけました。お会いしたかった方なので今回のご出演が叶い嬉しかったです。こちらの写真も掲載許可をいただき、川上さんのホームページでも早速昨日の模様が掲載されていました。ありがとうございます。新年は明治座で公演とのこと、楽しみですね。ご活躍を心よりお祈りします。

昨日の公演で、私は今年のコンサートは終了です。本当に様々なことがあった1年、同じ紀尾井ホールで9月に行った「シベリウスの真実」企画が何年も前のように感じられます。

シベリウスのお遣いとして駆け抜けた1年、ゆっくり振り返りたいと思いますが、おろそかにしていた身の回りのこと、自宅の片付けなどもこれからゆっくり行います。

昨日もほぼ満席のお客様でした。本当にありがとうございました。

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