さて皆様、今年もあと半月を残すばかりとなりました。先週から移動の連続でこのまま25日まで走り続けます。
この素敵な雲の芸術は松山空港からの空の道です。ずっと見ていたい自然の芸術です。14日は羽田から空路松山へ向かいました。「フジクリスマスコンサート」ではじめて四国へ足を伸ばしました。
このコンサートは「女神がおくる・・・」というサブタイトルどおり、美しいソリストの皆様との共演でした。こちらはウクライナ出身の歌手、ナターシャ・グジーさん。バンドーラを演奏しながらの歌です。ウクライナ民謡と、われわれのアンサンブルと一緒にクリスマスにちなんだ歌を美声できかせてくださいました。
こちらは、クワルテット・ニュージェネレーションというドイツからのリコーダーアンサンブルの皆さん。現在も日本ツアーの最中です。おひとりだけザルツブルグ出身の人がいました。30本余りのリコーダーを様々なアンサンブル形態で演奏。この日はヴィヴァルディの協奏曲を。
もうひと組、「中村姉妹」という美人デュオピアノもゲストで登場。華やかで、真っ赤な衣装のお二人はクリスマスムードを高めてくださっていましたね。「ジュピター」を見事なアンサンブルできかせてくださいました。
司会はこちら、朝岡聡さん。クラシックコンサートのご案内役としてたびたび登場なさっています。今回のアンサンブルの皆さんと一緒に。
日本語が完璧な美しい歌姫とともに・・・。
松山空港からすぐに会場入り、すぐにリハーサル、そして本番、レセプション、翌日朝に羽田空港へ・・・・というスケジュールなので一切観光はできませんでした。おいしい蜜柑はたくさんいただきました。レセプション会場でこんな焼酎をみかけました。現在禁酒中なので目で楽しむだけ。今度四国はゆっくり回りたいと思います。
さてさて週末の移動距離は結構なものになりました。15日は松山空港から戻ってそのまま大久保のリハーサル会場へ。
クッレルヴォの最後のリハーサルの週です。午後はオーケストラのみ問題点をピックアップ。そして夜はソリストのお二人と合唱を迎えてのリハーサル。この日は最後に全楽章を通しました。78分。この時間をこのメンバーでともに作りあげることをとてもうれしく思っています。作品の命をぜひみんなで音として会場でお届したいと思います。
16日もクッレルヴォのリハーサルは続きます。午前中に合唱のない楽章のみ最後のリハーサル。メンバーの熱気と気合とこの演奏を楽しんでいる空気が感じられます。このまま1週間よい状態でねかせて当日熟した演奏になることを目指して・・・
お昼にリハーサルが終わってそのまま浜離宮朝日ホールへ。こちらの公演のリハーサルです。<弦楽アンサンブルA>という、小学6年生から中学生のアンサンブルの指揮。曲目はヴィレーン作曲のセレナーデ。高校生と大学生も低弦にエキストラで入っています。
オーディションで選ばれた生徒のソロ演奏のあと最後にこのアンサンブルの演奏。ソロの演奏も会場で何人か聞くことができました。非常にレベルの高い、音楽家の卵としての素晴らしい演奏をきけました。素晴らしい才能の若者たちに出会えて、とてもうれしい時間でした。将来が楽しみであり、ゆっくり大きく育ってほしいと強く思います。
ヴィレーンの演奏も、みんながのびのびと曲の持ち味を十分に奏でてくれたのがうれしく頼もしく素敵な時間になりました。将来どこかのステージでみんなに会いたいですね。
終演後東京駅へ向かい、新幹線で広島へ。広島到着23時56分!長い一日でした。
さて現在は広島です。本日からリハーサルがはじまりました。19日のエネルギアドリームコンサートのリハーサル。こちらも弦楽オーケストラ作品です。広響の皆さんとは1年半ぶりです。
広島は現在このイルミネーションが楽しめます。
この時期に来るのも久しぶり。今朝は昨日「第九」を指揮なさった先輩指揮者の山下さんともばったりお目にかかりました。
グリーグ・シベリウスのメモリアルイヤー作曲家を並べてのコンサートです。今年のしめくくりのようなコンセプトとなっていますが、魅力的な小品の数々をお楽しみいただけるように頑張ります。
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