142歳のお誕生日おめでとう!シベリウスさん。
本日はクッレルヴォの合唱あわせ、ソリストあわせ初日でした。大久保の東響クラシックスペースでのリハーサル。ここでのリハーサルはデビュー当時をどうしても思い出します。ここがプロのリハーサルの初舞台だったので・・・
東響コーラスの指導陣の一人として何年かお世話になりました。その折もここに通いました。「森の歌」「千人の交響曲」・・・大曲が多かったのですが、あの熱い日々は忘れません。
さてクッレルヴォの合唱は男声です。男声コーラス独特の響きの深さ、透明感などが非常に生きる作品です。今回お世話になっている「樹の会」は、合唱指揮者 藤井宏樹先生が指導なさっている複数の団体の集まり。遠くは山梨からもいらしてくださっています。ありがとうございます。
合唱の言語指導には、松原千振先生にもお世話になりました。フィンランド語は日本人には比較的発音がしやすい言語です。ただ言葉がまったく初めてのものであり、他のインド・ヨーロッパ語族言語からは推察できないものなので、戸惑いもあると思います。でも皆さんかなり上達したと感じます。
藤井先生のご指導では、非常に響きを丁寧に音楽的に作り上げてくださっています。これがシベリウスにとって嬉しいことです!
本日のリハーサルは午後にオーケストラのみ。夜は合同で。オーケストラも気合いが入ってきていますね。細かいところの少しのほころびが逆に目立つようになってきました。あと2週間の中で、ツメを頑張りましょう。
言葉によるドラマと音のドラマは様々な形で展開します。必ずしもいつも同じエネルギーを描くものではありません。そこが面白い。一見非常にシンプルでわかりやすく聞こえるクッレルヴォの歌も、シベリウスの工夫が随所にあります。
うむ、本番が楽しみです。ホールに響かせたい。
明日もリハーサルは続きます。
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