独立記念日

本日12月6日はフィンランドの独立記念日です。本国では各地のオーケストラが記念演奏会を行う日です。フィンランドの作曲家の作品が並ぶことが多いですね。

12月はこの独立記念日と、シベリウスの誕生日12月8日、そしてクリスマス・・・・と、並びます。

私自身も今月はおかげさまで非常に演奏活動が多忙です。今年いっぱいは裏方で動く事と原稿の執筆が圧倒的に多かったのですが、今年最後の月だけは演奏家として忙しくなります。

12月1日に終了した演奏会に続き、次は12月14日、16日、19日、22日、そして25日です。


 今年最後のステージ、紀尾井ホールのクリスマスコンサートもおかげさまで残席がわずかとなってきたそうです。ご希望の方はお早めに!先日、アレンジをした作品や新曲音出しのリハーサルがありました。楽譜というものはたとえ出版されているものでも、いろいろと問題があるものです。音楽的なリハーサルの前にそれをクリアーにしておかないと大変。紀尾井シンフォニエッタの皆さんと、この北欧の作品たちを演奏できるのはとてもうれしい・・・・。


 こちら、最新の紀尾井だよりです。紀尾井友の会の会報ですが、ホールに行くとロビーにあります。


 このクリスマスコンサートのインタビューが掲載されています。もしお目にとまりましたら・・・


 そしてこちら。5日に行ってまいりました。やっと行けました。
「日露友好 ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会」
名古屋フィルによる、第11番 第12番の演奏でした。会場は日比谷公会堂。
このことは先日中日新聞の「エンタ目」でも書かせていただきました。この作曲家と日比谷公会堂のコラボレーションは完璧な融合を見せるであろうと思いました。やっとその現場に立ち会う事ができて、その推測は間違っていなかったと実感。素晴らしい企画であり、素晴らしい演奏でした。

フィンランドの独立記念日にロシアの作曲家のことを・・・・というのもいささか問題があるかもしれません。しかし音楽家としてこの両国の作曲家と作品におそらく一生関わっていくであろうと思っているので、この両国の関係の歴史からは目は逸らさずに取り組もうと思っています。そのことも一つ父から受け継ぐ使命かと思っています。

指揮者の井上道義氏のショスタコーヴィチ演奏には定評があります。私自身も何度か実演に接して、それを確信しています。作曲家の技ではなく、心・・・や、作品が生まれた時の色・・・そんなことが自然に醸し出される演奏はそう多くはないと思っています。しかしこの先輩指揮者のショスタコーヴィチの演奏では毎回それを味わい、この作曲家の音の言葉が直接自分に語りかけます。

この企画もあと9日の新日フィルによる演奏会を残すのみということ・・・後世に残る企画ではないでしょうか。

自分も還暦前には、ひとつのプロジェクトを実現させたいと思っています。

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