Sotala:hto:


 こちら絵葉書なのですが、
アクセリ・ガッレンカッレラによる
「Kullervo sotala:hto:」
(クッレルヴォの出陣)です。

昨日21日は男声合唱<樹の会>の皆様との初めての顔合わせ。まさしく出陣式のようなものでした。
とても素晴らしい響きです。豊かで且つやわらかい。
どちらかというと、力んだ響きはあまり好みではなく、シベリウスの作品にもふさわしくない。

合唱指揮は藤井宏樹先生。多くの合唱団でご活躍です。最近ではNHK合唱音楽コンクールの審査員としてテレビに登場されていましたね。とても情熱的で丁寧なご指導をなさる方だと思います。ご指導の現場は拝見していませんが、結果を拝聴すれば一目瞭然。ご一緒できてうれしいです。

そして事前に合唱には、松原千振先生によるフィンランド語、そしてクッレルヴォのテキスト指導もありました。松原先生ご自身も何度も歌っていらっしゃるクッレルヴォ。お世話になりました。

フィンランド語でのオール日本人キャストでは初めての上演です。この作品が辿った運命のために、楽譜やテキストがあいまいな部分があります。それは全集版が出版されても、結局回答は自分で選択をしなくてはいけない。

読むほどにこの作品を書いた当時のシベリウスの心が見えてくる。テキストと音の関係は音楽家にとって大事なポイント。その関連性が作曲家によって、大いに異なります。クッレルヴォ作曲の当時影響を受けていたワグナーをはじめとするドイツ圏の作曲家たち。彼らとの違いは、テキストをどのように音で具現化するか。どんな役割を与えるか。そこにシベリウスの特質が見えてくるように思います。

早くオーケストラと合唱とソリストの融合の時間に到着したい。今は非常に12月が楽しみです。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 練習に参加した人たちの声:「曲が描く情景や歌詞と音とのつながりを的確に、簡潔に説明しながらの新田先生ご指導は素晴らしい。訳詞を読んだだけではつかめなかった曲のイメージが眼前にパッ開けた感じだ。今日の練習に来た人と来なかった人では差がつくぞ」
     短い時間内に必要なことは全部盛り込み、団員にも興味をもたせる、新田先生の無駄のない凝縮した練習の進め方は感動物でした。他の合唱団では練習でこんなに集中力を出せた体験はありませんでした。新田先生がアマチュアオーケストラから優れた演奏を引き出される秘密を垣間見た思いです。
     その前に行われた藤井宏樹先生の練習も同様で、技術的な側面だけに的を絞り、効率よく問題点を整理・修正されていく鮮やかな手際にウーンとうなりました。そして「じゃあ、ここから先の演奏表現はマエストロ新田から指導を受けなさい」とバトンタッチされる爽やかさ。参加している団員の気持ちが高まるのも当然でした。
     これなら本番は上手く行くし、なんとしても上手く行かせなければと思った印象的な、素晴らしい一日でした。有難うございました。

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