Kiitos ihana orkesteri!
8月10日(金)19時開演
ヘルシンキコンセルヴァトワールコンサートホール
シベリウス ラカスターヴァ
ノルドグレン 左手のためのピアノ協奏曲(舘野泉)
シベリウス 内なる声(ペッカ・ヘラスヴオ編)
グリーグ ホルベアの時代より アンコール ふるさと
予想を上回るお客様で非常にうれしかったです。在フィンランド日本大使ご夫妻もご来場くださいました。お忙しいところ本当に感激です。
休暇の中、駆けつけてくださった皆さん、本当にどうもありがとう!
オウルンサロで共演したアーチストもたくさん。事務局で手伝いをしていたヴァイオリンを習っている女の子も花束嬢で登場してくれました。
そしてヘルシンキ留学組の学生たちも皆さん。お久しぶり!
8日、9日、とリハーサルを積んで、当日も11時から最終の確認。あとは19時からのコンサートという流れ。このコンセルヴァトワール出身のメンバーが多いので、ホールの響きには慣れているよう。確かに弾きやすく聴きやすく、音楽祭の時よりもより全員がお互いの音をよく聞いているのがわかります。
トップのマルクスがリードしてパート練習もしばしば・・・。グリーグでの見事な四重奏は心に残ります。
テンペスタの常連になってきた、大阪からの順子さん!しっかりと支えてくれています。Kiitos!
編曲者ペッカさんのお嬢さん。本当に純粋で楽しくて優しくて素敵な女の子です。バロックを専門に学んでいます。
本番は、音楽祭の時とはまた違った緊張感を持って進みました。
前半の新たに取り組んだ2曲は、次第に流れもよくなってきて、怖い内容の協奏曲も本番は見事に決まりました。
パーカッション担当のマッティさんが本当に素晴らしかった。この作品に取り組むのはもちろん初めてですが、リハーサルの中でどんどん作品の背景、小泉八雲の世界を音にしていきます。Kiitos!
舘野先生のソロも汗だくでおどろおどろしい世界を奏でていらっしゃいました。オケもソロも体力を使う曲です。
後半は、音楽祭から少し手直しをした部分、新たに積み上げた部分、そういうものがうまくいったりいかなかったり・・・・・本番特有の流れが出ましたね。
でも総じてこのアンサンブルの良さが発揮できたと思います。それぞれの持ち味と癖と本番での変化がだいぶお互いわかってきているので、面白かったです。ダイレクトに細かいニュアンスがコンタクトできるのが、この規模のアンサンブルの魅力でもありますね。
本当に素敵な若者たちでした。終演後お客様とのご挨拶が終わって、ステージ上で簡単な乾杯を。オケのマネージャーの役割を持っている、チェロのエミリアへ皆さんからの感謝の気持ちの贈呈式。
私も素敵なアクセサリーをいただいてしまいました。Kiitos!
10周年記念の年ということで、これまでかかわってきたメンバーも駆けつけて打ち上げです。こちら、ホール近くのギリシャ料理店。コンサートマスターのヤンネ君のお気に入りだそうです。
舘野先生へもお礼の贈呈式
私はギリシャ料理は初めてでした!なかなか素材そのままでシンプルでさわやかなおいしさが。皆さん名残惜しく語っています。
昨年参加していたコントラバスのエーロ君。彼はヘルシンキフィルに入団しました!まだまだ若いのですが優秀な奏者です。そして意欲的で元気な若者。テンペスタのメンバーは、ほかのオーケストラに所属している人もいます。それぞれの日常があって、夏に集合するというペースで育ってきているようです。
こちらも昨年参加のラウリとセカンド首席のヤーッコ。ユニークな二人にはいつもリハーサルのムードメーカーとしても助けてもらっています。
お互いによく知った仲間のアンサンブル。不思議と同じようなキャラクターは一人としていなくて、お互いが役割分担をしています。
3年続けてかかわることができて私は幸せでしたが、本当にリハーサルが面白かったですね。女性陣の不思議な強さ、たくましさ、温かさが大きくアンサンブルを支えているのも感じます。
そしてみんなコンサートマスターを信頼して慕っています。仲の良い仲間同志や家族を見ていると幸せな気持ちになりますが、本当にそういう感じ。それが良い面と悪い面の両方も持ちますけどね。
遅くまでBarを回ってホテルに戻りました。朝は比較的ちゃんと起きられて、午後にはラハティに戻りようやくつながってネットでアップしています。どうもここのところネット環境が悪くて困っていました。
さあ、大きな仕事が一つ終わりました。これから秋からの大きな日本での仕事の準備が始まります。元気に進もう!
Suuri kiitoksia La Tenpestalle! Hyvaa muusikkolle!
コメント