フィンランドでクリスマスに次いで大切な日。神聖な日。夏至祭。この時期になんとか行きたいものだ。
伝統的な暮らしなども体験できるこちらの場所はぜひとも訪ねたいところ。 http://www.kolumbus.fi/seurasaarisaatio/Englanti/sivut/events/enkku_tapahtumat/midsummer.htm
日本でも夏至祭が毎年開かれています。こちらもいつか行ってみよう。
まもなく7月を迎える。あっという間に音楽祭へと突入しそう・・・
先日楽譜の一部とパンフレットが届いた。
今年も盛り沢山のプログラム。
楽しみはシベリウスの「内なる声~弦楽合奏版」そしてショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番。
さらにはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲二短調を演奏できる!これは何と素敵なこと。
有名なホ短調ではなく1822年から23年にかけて作曲された、弦楽合奏とソロヴァイオリンの作品。非常に魅力ある曲。
共演アーチストの皆様の顔が浮かぶ。楽しみだ。
そして何よりもラ・テンペスタのメンバーたちとのリハーサルが待ち遠しい。今年はどんな響きが生まれるだろう・・・
日本の若手音楽家ともショスタコーヴィチで共演だ。これもきっとエキサイティングなステージになるだろう。
出発までに多くのことを片付けていかなくてはならない。コンサートもあと3つ。協会の仕事も山ほど。ここから一ヶ月が勝負。今年後半の公演の成功のカギを握る一ヶ月になることだろう・・・
4月から中日新聞の紙面「エンタ目」に月1のペースでコラムを担当している。前回コンサートホールのことを少し書いて、その後も何となくホールに関するお客様の意見やアーチストの考えが気になる日々だった。耳にしたり目にした話題の中で思ったこと・・
ホールの価値は性急に決めてはいけないのではないか・・・
どうも日本はコンサートホールを建設するのに急ぎすぎているように私は思っている。こんなに作って良いのか・・!と思う反面、どうしても必要だと思う場所にはなかったりする。
このアンバランスも問題にひとつだが、建設したホールが実際にどのような響きを生み出すのか、演奏への影響は・・・ということは、きっとまだまだ先に結論を出せばよいのだと思う。
建設して5年ほどで文句を言われてもたまったものではないのではないか・・。ホールは生き物だ。木材をベースに作っている以上、実際は日々呼吸をして生きている。楽器がその使い手によって響きが変わるように、ホールという箱で奏でられる音によってもそのホールの響きの特性は変わってくるであろう。
10年、20年過ぎて初めてそのホールの価値を語れるのではないだろうか。
欧米のホールと比較して時々文句を言われている日本のホールが最近かわいそうに感じる。「待ってくれ」と言いたい。日本人は何でも性急に答えをほしがる。そんなにすぐに結果が必要なのか、結論が必要なのか・・・・もう少しゆっくり味わうことを楽しめないのか。
私は一番好きなホールは、東京文化会館だ。もちろん新しいタイプのコンサート専用ホールである、札幌コンサートホールキタラの音も大好きだ。ザ・シンフォニーホールも演奏しやすい。(指揮者として)他にも客として魅力的に感じるホールはたくさんある。それでもどれもまだまだ若いホールで、音が若いと思う。東京文化会館は演奏者としても客としても最も落ち着いてその場にいられるホールだ。環境も良い。何より今は自宅に最も近い・・・(^^ゞ
ホールの成長も見守っていきたいと個人的には思うこの頃。変化を楽しみたい。
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