国立音大シンフォニックウィンドアンサンブル定期演奏会終了


 本日第35回目の定期演奏会が終了しました。
今年は3人の指揮者による演奏会。
少々長いコンサートになりましたが、盛りだくさんでさまざまなキャラクターの作品が並びました。

淀彰先生による「岩河三郎作品展」
柔らかな落ち着いた音楽が奏でられていました。 

続いて私の出番。
北爪道夫氏、田村文生氏、飯島俊成氏という、世代はそれぞれおよそ10年ずつ違いますが現代を代表する作曲家の皆さんの作品を取り上げました。
皆さん本日は会場にご来場くださいました。ありがとうございました。
愛知県芸でもご一緒していた北爪先生の作品「Festa」は短いながらも音楽がぎゅっと詰まっています。私は先生の打楽器の使い方が好きです。
続く田村さんの「Snow White」は正直のところ本番にこぎつけられるか最後まで不安でありました。演奏の間、一瞬たりとも気が抜けない作品です。脳みそが沸騰しそうな作品。しかし学生の頑張りがあり、実演での初演を飾る事ができました。佼成ウィンドオーケストラでの録音は出ていますが、ステージでの演奏は初めてだそうです。終演後田村さんからはお褒めの言葉を頂きました。学生も報われます。
飯島さんの作品は私は以前も取り上げました。「夢の花 幻の花」です。非常に響きに広がりと色彩を感じる作風で本日の作品「失わざるべき記憶」も内容は厳しいものを含むものながら、素朴な美しさも同時に描かれているという作品でした。


 ソロの山本晶子さんは私がこの音大に赴任してまもなくの教え子でした。卒業後大活躍です。在学中からパワフルで明るくて音楽の塊のような学生でした。本日も見事なステージでした。

たくさんの卒業生が世界に羽ばたき活躍しています。そういう姿を在学生の後輩たちはぜひともしっかりと見てください。彼らの活躍の裏にある力強いチャレンジの魂を。そして自分を磨き続けている先輩たちからどうぞたくさんのエネルギーを貰ってください。


今日も素晴らしい天気の多摩地区でした。

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