ラハティ交響楽団サントリーホール公演


 多くのお客様が入りました。
素晴らしい静寂と暖かな叙情と鋭い言葉、そして豊富な音色。

「凄い」という心からの声が会場に響き渡りました。
おそらく客席の多くの人の心の声であったことでしょう。
詳細の感想はかけません。

このオーケストラ、この指揮者と7年間お付き合いをしてきましたが、こういう演奏会に何度か出会っています。
とても幸せなことです。
唯一無二という言葉、はかなさという言葉も当てはまるかもしれません。


 
本日は短いステリハでした。
ミネソタ管というタイプの違うオーケストラとの仕事が多くなってきたマエストロオスモさん。
その中で指揮の言葉も増えてきているように思います。
その部分とオーケストラとの間にこれまでとは違う関係が生まれていると感じます。
お互いに成長を続ける関係。目が離せないコンビです。しかしもうすぐ監督という任は降りるオスモさん。


 
両親とともに・・・。

明日(本日9日)は西宮での公演です。
私は大阪で午前中仕事です。その後会場へ向かいます。

一人の監督が丁寧に育て、粘り強く音楽を作り上げてきたこのオーケストラが各地で大きな拍手で迎えられているのを見ると、なんとも言えず胸が熱くなります。
オーケストラのあり方、指揮者のあり方、音楽界のあり方・・研修時から私の中で価値観がまったく変化してしまったその理由がこのコンビにあります。

いつか、自分の手でそれを生み出したい・・・そういう思いで私自身もまだまだあきらめず明日も一歩を踏み出します。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  •  ただ豪放に鳴らせばいいという散漫な「シベリウス・第5番」の演奏が多い中で、8日のヴァンスカ/ラハティは凝縮度の高い、しかも微妙な色彩の演奏を聴かせてくれました。そして気品と威厳に満ちた第3楽章! 終生忘れ得ぬ名演となるでしょう! ブラヴォー!! 新田先生の「第5」もきっとこんなイメージになのでは? 
     オーケストラが退場しても鳴り止まぬ拍手にヴァンスカ氏が再び登場して応えるシーンは、1999年の初来日以来定番になった感がありますが、これだけ聴衆に敬意を持たれる指揮者も少ないのではないかと思います。
     
     

  • すばらしい演奏会でした。暖かい、居心地が良い音がするオーケストラです。前プロのタピオラも良かったです。

  • >junsinさん
    本当に緻密に奏でられた5番でしたね。作曲家の心と筆跡を大切にするマエストロならでわです。私もまずはその志は同じくして少しでも近づきたいですね。
    >とうやんさん
    素晴らしかったです!タピオラは絶品です。宇宙そのものです!

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