さわやかに


 涼しく爽やかな空気になってきました。
今週は相愛大学の定期演奏会があります。
大学生は琵琶湖ホールで8月末に一度演奏していますが、あらためて本拠地!ザ・シンフォニーホールにて日ごろの成果をご披露となります。
中学生のオーケストラ、小学生の弦楽オーケストラも頑張っています。
ぜひ皆様お越し下さい。

2006年10月13日 18時30分開演 ザ・シンフォニーホール

 
5つの北欧の旋律(指揮・新田) 
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(指揮・尾高) 
セビリアの理髪師序曲(指揮・酒井) 
売られた花嫁より3つの舞曲(指揮・酒井) 
ショスタコヴィッチ 交響曲第5番 (指揮・尾高)

今も、題名のない音楽会に出演の千葉県の若いオーケストラの演奏を聞いていますが、子供たちの演奏というのは本当に良いものです。
接する大人がたくさんの引き出しを持って、そして本当に音楽を一緒に楽しむ姿勢でぶつかると、何倍にもなって返ってきます。
この番組で指揮をしている宮川彬さんは音楽の塊のような素晴らしいかたですので、まさに子供たちにとって音楽の神様、魔法使いのようでもあったのではないでしょうか。
ちなみに私はNHKの「クィンテット」のファンであります。
どうやら宮川さん同い年のようであります・・。

教育の現場では大人の常識や大人の都合なんて通用しません。
それを通用させてはダメになります。
育てるということがどういうことなのか、自分もいつも考えさせられます。
相愛の子供たち、学生たちとも14年ほどの接してきました。
確かにかわってきました。時代が・・という声もあります。でも時代を作っているのは当の人間であり大人たちです。だれのせいでもないのです。
本当に大事なことを残して育てていくには、やはり大人が努力していないとダメなんだと思います。
すぐ傍にいていつも見ていることだけではなく、広い視野と想像力を持って大人がいつも新しくある・・という魂で子供に接していれば、きっとどの時代の子供たちも楽しく美しく豊かなことにたくさん触れられると思います。

子供は大人の鏡であると良く言われますが、そのとおり。疲れた子供が多いのはそういう大人が多いから。体力がなくて集中力がないのも、きっと大人がそうだからだと感じます。
幼い頃はまず、身体を鍛える事。大事なのではないかな・・大人だって疲れていると仕事の効率も悪いし姿勢だって崩れますね。
今の世の中のたくさんの不要な情報から子供を守り、たくましく生き物として生きていける力を育ててあげるのは、やっぱり大人の大事な仕事なんだなと思いました。

音楽家だって体力は必要なんです。楽器を持ってさらうことだけではなく、ぴしっと生きていくエネルギーも同時に鍛えていかないと・・・

さて本日夜もラハティ響来日公演続きます。サントリーホールの公演です。昨日の韮崎の演奏会も素晴らしかったようです。今日の5番の交響曲にも期待したいです。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 「ゆうがたクインテット」は本当に良いですね。1歳の娘もこのテーマソングを覚えたらしく、DVDをかけると泣きやみます! 効果絶大!! アキラさんありがとう!
    赤ちゃんの時期から「おけいこごと」や「お受験」がもう話題になってます。早期教育の広告を見てると、母親に無茶なプレッシャーをかけてるばかりのような。2歳にしてスケジュールが詰まっている子も珍しくありません。
    大人になったらどうせ、スケジュールは忙しく詰まるんだから、子供時代ぐらい時間を浪費したっていいじゃない・・?? なんて考えてる私は子どもの可能性を奪う母親だと糾弾されそう。
    あと半年すれば、「お母ちゃんにしてセンセイ」になりますが、
    学校で教えるべきことと、親でなくては教えられないことが見えてきたように思います。
    大人が、良きにせよ悪しきにせよ、目の前でモデルを見せないと、子どもは学べません。
    大事なことは何よりも、その子を見ることで、育児書や教育評論書には、その子のための正解は書いてありません。 
    そんな当たり前のことばかり育児休業で学びました・・・ 

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