ブラームス 交響曲第2番
ブラームス ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲)
この重量級のプログラムを日立フィルの皆さんは日々のお仕事の中、練習をつんできました。音符の数とは別の意味で、とにかくさらいぬいて音が並ぶようにしなくてはいけない部分がとても多い作品・・シェーンベルクのたくらみには根負けしそうになることも多々ありましたが、結果的には立ち向かって忍耐をもって取り組んだメンバーの勝利だったと思います。
四重奏曲のほうは、ステージに乗って初めて全体の像が聞こえてきてかえって安心感がありました。日ごろの会場ですと、どうしても編曲者が意図した響きの構図は見えません。
交響曲2番は、ブラームスのほかの3曲の交響曲とアンサンブルの質が違う・・ということを改めて実感しました。今後への私自身の大きな課題となりました。田園や牧歌・・・という言葉に惑わされてはいけない作品であるな・・・とも思っています。私自身数年ごとにこの作品に取り組んできましたが、年代を追ってこの作品への見方と課題が変化してきました。
秋に別の団体とも挑戦しますが、新しい版をもってまた新たな気持ちで取り組むつもりです。
1200人を超えるお客様にご来場いただけたそうです。本当にありがとうございます。
今日はこれからモーツァルトとニルセンのリハーサルです。
コメント
コメント一覧 (2件)
ユリ先生、今回はありがとうございました。ブラ2はシンプルで音符の数も少ないのですが、非常に難しいということを実感してしまいました。友人は「よーやるな。」と言ってましたが、個人的には共倒れしてしまった。ユリ先生がどういうブラ2をやりたいのかわからないうちに時間切れになってしまいました。次回のミューザまで、また新たに修行してお待ちしています。
>ぷちチェロ弾きさん
ツッコミありがとうございます。もう少し2番にも時間をかけたかったです。私自身の今後の大きな課題にもなりました。また来年宜しくお願いします。