現代の天才たちに捧ぐ

 
11日の日曜日、勝どきにある第一生命ホールで演奏会があります。

存命の作曲家は吉松隆氏のみですが、今回取り上げる4人の作曲家の皆さんは同時代に生きていました。
その時代の言葉と彼らの人生の中から紡ぎだされた音の言葉を弦楽オーケストラで奏でます。ぜひ多くの皆様のお越しいただけましたらと思います。


2月の北欧シリーズから4ヶ月を経過。過ぎ行きた月日の中で、世の中の動きがあまりに早く激しく、そして荒々しく、惨く、哀しく・・・・・
そういう情報の方が多くメディアに登場していたことを改めて感じます。

どの時代にも哀しみはたくさんありました。でも現代の哀しみは人間を忘れて人間を超えてしまっているようにも感じます。
そしてメディアの報道の仕方一つで、どうにでも世界の印象と認識を変えてしまえるという恐ろしさも感じます。
事件を伝えるのも大切ですが、過剰な伝え方はまた新たな問題を生んでいると思います。
負の気持ちや状況に居場所を与えている・・・
一人一人が自分の心と会話して反芻して負の気持ちとじっくり戦うことが大事だと思います。でもそれをしなくても世の中に存在して認められるという状況を現代の報道のやり方は作っていると思います。
何でもあり・・・はやっぱり危険だと思うのです。
知るということは大事だしみんなその権利があります。
でもなんと言うか・・・畏れという気持ちを忘れた向き合い方がいろいろなことに影響をしていると感じます。
現代人は自分の気持ちや自分の存在にゆっくり向き合ってみつめる時間が本当はもっと必要だと感じます。
人のことよりも、世間の騒ぎよりも・・
コンサートの時間というのは、そんな時間なのかもしれません。
日本の突然のクラシックブームの中で、たくさんの人がいろんな作曲者の心を感じて、そして自分の心と会話するという時間が増えていくとよいな・・
素晴らしい作品を生んだ作曲家は哲学者に等しい世界を持ちます。
広大な宇宙の心を持ちます。覗いてみると楽しいです!またエッセイにも書いてみます。

FIFAワールドカップが始まりましたね。
どちらかというと野球派の私でありますが、世界の明るい戦いを楽しみに待ちたいと思います。
セレモニーが素朴でなんだか面白そう・・・(^_^)v

お!ドイツの男の子のファンファーレだ!すごいぞ!!

本日も名古屋往復でありました。来週はこちらも本番です。

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