楽譜のみなさま

大失敗をやってしまいました



 こちらの楽譜をご覧下さい。よく似ております。
どちらもフィンランド人の楽譜です。
本日見事に間違えました!
今日はNordgrenを抱えていかなくてはいけなかったのに・・・・カバンにはEnglundが・・・・
両方とも今月本番のある楽譜。
こういうことがあったらいやだな・・と恐れていたのですが、
それが現実になったことを気がついた、地下鉄大江戸線車内の窓ガラスに写った自分の顔・・
忘れられません。
ムンクどころの騒ぎではないです。
幸いメンバーの方が所持していましたのでお借りしました。<(_ _)>お恥ずかしい・・・

楽譜の間違えの恐怖は結構あるのですが、夢でよく見るのが
-リハーサルに行くと違う曲をやることになっている・・というもの。
ショパンのピアノ協奏曲が1番のつもりがオーケストラとソリストは2番で待っていた!!
現実にならないことを祈るばかりです。


こちらのコンサートが近づいております。19日です。
プログラムに興味を持ってくださる方がどうも多いようで、嬉しい限りです。
このアンサンブルフランの皆様とはどうやら10回目の共演になるようです。
1992年の第15回定期にお声をかけていただいたのが初めの共演でした。
もう14年もお付き合いが続いています。ありがたい事です。
そしてお互いにそれなりに年齢を重ねました。
1998年の共演のあと、「60歳になってもみんなで演奏している姿を夢見ている・・」というような発言をなさったメンバーがいました。
そういう仲間にめぐり合えて、多忙なお仕事の間に音楽活動も熱心にできる人生・・これは本当にすばらしく豊かな人生だと思います。
このアンサンブルの特徴は、とにかくリハーサルがユニークであります。
そして遠慮なく相手に指摘をし、指摘され・・を繰り返し、アンサンブルを作り上げていくことを身上としていることでしょう。
深い部分での信頼関係がなくてはそれはできないこと。
とっても人間社会を感じるグループです。
1977年の発足当時から素晴らしい活動を展開しているアンサンブルです。
ぜひみなさんお越しくださいませ。
来年は創立30周年なのですね・・・

せっかくなのでこの日に登場する楽譜のみなさんの顔をご紹介しましょう。


プレストです。プレストで登場します。


可愛らしい組曲です。可愛らしく聞こえるはずです。


田園組曲です。土の香りがする・・・と思います。


そしてこの交響曲です。聞いてのお楽しみ・・・とさせていただきます。

休憩の後は


パラフレーズです。
民謡を二つつなぎ合わせてニールセンの香りをふりかけてあります。


そしてホルベアです。
このアンサンブルフランは一体何回この曲を演奏しているのでしょう・・私は皆さんとは初めてです。

こうして改めて見てみると、演奏時間の割りに曲数が多い。
このことは大変な労力です。
メンバーの譜面台には山のようにパート譜というものが並びます。
今日は次回の演奏会の楽譜も配られていたので、帰り道の紙の量はどっと増えた事と思います。

楽譜はアナログな物質なのですが、時々デジタルで存在していたら軽くてすむのに・・・と思う事はあります。
特にオペラを手がけているとき。
フルスコア・ヴォーカルスコアを抱えて毎日稽古に通った時は、さすがに肩や腰を痛めることも・・・
キャリーバックに変えてからは随分楽になりました。

でも実際空中に譜面画像が浮かんで・・というような事は私は望みません。
紙の隙間や音の間や楽章の間・・・そんな時間が大切なのが音楽だと思います。
スイッチポン!で必要な楽譜のページが出てきたら、ちょっと戸惑ってしまうアナログ棒振りです。
でもきっとこういうことは開発されて、いずれは紙を使わなくなっていくのでしょうか・・ネットで読む小説のように・・・。

ゲリンガス(チェロ)・・・素晴らしいです。
指揮者のシナイスキーもさすがであります。
ラハティで何度かお目にかかりました。
厳しいリハーサルでいつも見事に仕上げていました。
ヒンデミット・・好きです。(以上N響アワー実況中継でありました)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 見事にやってしまいましたね!!
    でも楽譜間違える恐怖は常にありますよね(笑)
    自分も気をつけなくては・・・・・

  • 単純に私がアホだということだと思います。
    前の晩にちゃんとお道具をそろえて並べておかなくてはいけないって・・昔教わったのにね(^^ゞ

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