首が痛い

朝から今日はアマチュアオケに2つお邪魔。
どっちも仕事ではなく・・

午前は弟子が指揮をするステージリハーサルにお邪魔。
弟子といってもこういう現場で気がついたことをアドヴァイスをすることと、楽譜を挟んでの話し合いしか行っていない。

昔は「テクニック」ノウハウも指導をしていた時期があったけれど、今はやらないようにしている。
指揮法を教えてほしいという場合は別。
指揮者になりたいという人に指揮法は教えない。
意味がない。
本人が現場で見つけることが一番大切。
自分にあったスタイル、自分が一番伝えられる形というものは、本人がつかむしかない。
昔は違う意見だった。でもテクニック不要ということではないので・・・
基礎の基礎はきちんと見ます。でもそこから先は本人の問題。

ということで「ダンゲダーク」という面白い名前のオーケストラのリハーサルを拝聴。
若いメンバーが主軸で非常に繊細でおとなしい団体に感じた。
ベートーヴェン、ブラームスという王道のプログラム。師匠とはえらい違いだ(笑)。
ところどころ危なっかしい部分もありながらも、非常に良い音を聞けた。
そしてスコアをきちんと読んでいるなということがよくわかった。
「よくあるパターン」に甘んじることなく、作曲者と直接向き合っているのが分かる姿勢だった。
特にブラームスの4番の交響曲は最新の研究もしっかりと反映させていたよう

 本番はどんな響きがしたのだろう・・・
今度結果を聴かせていただこう。
ホルンのセクションでの音つくりには定評がある団体。
そして木管楽器も名手がいる。

午後は今年の夏に2年ぶりに共演する「日立フィルハーモニー管弦楽団」を拝聴。
こちらは20回目の定期演奏会ということでサントリーホールでの公演。
満席に近い集客率。
ソリストにピアノの近藤嘉宏氏を迎えてのラヴェル作曲「左手のための協奏曲」をお目当ての皆さんも多かったよう。
ファンを多く持つ音楽家ですね。
そしてこの協奏曲が1曲目。
その後に「ダフニスとクロエ第2組曲」
そしてメインがシューベルトの交響曲第8番「グレイト」というとんでもないプログラミング。
私も過去4回共演をさせていただいていますが、
確かにいずれもとんでもないプログラミングだった記憶が・・・・そういうオーケストラなのです。
かく言う次回も「とんでもない」に近いプログラムかもしれません。
私自身は非常に楽しみなのですが。
結局指揮者があかんのか・・こんなこと考えるから。

そして本日のプログラムはおそらくメンバーの方は(特に弦楽器)乳酸が腕にたまりに溜まって・・
という状態で終了していると思います。
どうぞクールダウンを・・
でもその疲労が報われる見事な演奏だったと思います。
細かいことをつついたらキリがないでしょうが、
オーケストラの機能が非常に発揮されていて、
そして以前にまして一丸となってという空気が見えました。
ハ長調は良いですね。
いろいろなことをリセットさせてくれるような色、始まりの色、まとめの色、平和の色・・・いろいろ聞こえました。
前半のラヴェルの多種多様な色を、最後にすっきりと「はい!これです!」とまとめてしまったような演奏会でした。
そしてお客さんが多いというのは良いですね。

「○○○カンタービレ」というものでクラシックの世界、特にオーケストラや指揮者の世界への窓口が今開いているそうです。

朝、出掛けにちらりと見た「題名~」も、今をときめく若手指揮者の仲良し二人が番組を作っていましたね。
面白い企画です。
お二人とも面識はありますが、とても自分の言葉というものを早くから持っている人だと思っています。
お二人とも勉強の仕方が幅広くて広い世界を若いうちから知っている人だと思います。
そして人間が魅力的。
指揮者の能力というのは、音楽的な側面だけでは成り立たない・・・
とても多くのことを内に引き出しとして持っていないと指揮者の仕事はしていけません。
指揮はできるかもしれないけれど。
ということを年をとってくるほどに痛感するのです。

指揮者同士って仲がよいの?と聞かれることがあります。
仲良しもいます。犬猿の仲のような人同士もいるようです。
私は・・たぶんイヌもサルもいないと思っているけど・・(ん)
最近は若手の女性指揮者とも交流があります。
結構増えているのですよ、勉強している人。
楽しみにしていてください!
松尾さんとはお年賀状をやりとりしています。
絵の才もある方なので、いつもお手製の版画です。
天沼さんとは昔ばったりお会いして、「うどん」をご一緒したことがありました。
懐かしいです!今はドイツで活躍なさっています。
作曲家出身の才をいかんなく発揮なさっていますね。
ピアノの名手でもあるのは知られています。
日本でも時々お見かけします。

もともと職場に一人という仕事なので、あまり指揮者どうしは顔を合わせることはないです。
でも修行の時期、そしてオペラの仕事などでは大いに仲間と語らったり勉強したり、ということがあります。
お互い演奏会を聴きに行って意見交換も若い頃はありました。
最近は減りましたね・・。
でもタイプの異なる指揮者同士でいろいろ企画はできると思います。
ピアノを弾ける指揮者どうしでも遊ぶこともありますしね。
日本のような忙しい国だと、なかなかゆっくりと仲間と語らう・・というのも難しいです。

なんでこんなお話を書いているのだ
・・・と思ったらタイトルにしたことの説明が何もない。

今日の夜空はあまりに美しく、ずっと上を向いて歩いていました。
夜の青空といってもよいくらいに澄み切っていて、そこにホクロのように点々と星星が。
ずっと外にいたくなるような美しさだったのですが、あまりに足元が冷えてきたのと首が痛くなったので引き上げました。
端からみると変なオバサンだったことでしょう。
普段から一人歩きの時は「ぶつぶつ」言う人ですが、その相手が人間ではないもので・・・
もうこれは充分に変なオバサンです。

文字ばっかりではつまらないので、明日お土産にお持ちする予定の地元名産のお菓子を掲載します。
「都電もなか」です。
先にお土産分かってしまってごめんなさい。(^^ゞ

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (3件)

  •  中身が空っぽで寒々とした貧しい演奏でも、演奏者が「女性だから」「見栄えが良いから」というだけの理由で聴衆が集まる、興行主もその人気を煽る、或いはただビッグネームを連れてきて高額入場料をとる、客もくる・・・・という世間の風潮には溜息がでますね。
     本当に値打ちのある音楽を聴かせてくれる音楽家に出会いたいという聴衆もいるはずです。「音楽評論家」とやら言う名前で飯を食っている方や音楽ジャーナリストは、知られざる名演奏家をどんどん発掘して世間に知らしめるべきだと思うんですが、「提灯持ち」しかできない人には無理か・・・・。結局は自分で探すしかないんですね。でも見つけたときの嬉しさ!
     4月2日の新田先生とアイノラ交響楽団なんて、たった1,500円で至福の時を味わえるんです! 絶対行くぞお!

  • のだめ が出て来たので、つい書き込みたくなりました。
    うちの奥さんが買ってくる度に、「またマンガ買って、」と言っては、全部読んでます。
    オケの内情をよく掴んでいるなあと思います。
    話が出来過ぎですが、いろいろと音楽的に刺激される事もあり、面白く読みます。
    テレビでコンサートの指揮を見て参考にしていますが、本当は練習風景を見たいと思っています。
    世界に名前が通った人気の指揮者でも、こんな振り方、出て来る音で、いいのかな、と疑問を持つことも多いです。
    特に、アマチュアオケを振る時に、恐らく言葉で具体的に指示されることが、プロ相手に較べて多くなると思いますが、私には考えつかない事も多いのではないか、というのが練習風景を見たい理由です。

  • >junsinさん 高本さん
    ツッコミありがとうございます。指揮者とオーケストラの関係は本当にミステリアスです。見えていることと行っていること、そこで起きている事とその理由・・・等など背景は本当に企業秘密の部分も多いかと思います。でも時々公開リハーサルもありますので、そんな折にはぜひご覧になってください。いろいろなマエストロの戦いぶりが見えることと思います。人間の仕事だな・・とつくづく思います。贅沢な空間です。本当に凄いマエストロの時は、空気が違います。そんな先輩方の背中を見ながら、マイロードをゆっくりと築いていきたいと思っています!

コメントする

目次
閉じる