音の味


秋刀魚ご飯というものに昨日出会いました。
秋刀魚とご飯ではなくて、秋刀魚の中に飯でした。
「2皿!」とみんなで頼みました。
店員さんはしばらくしてから「すみません、今一匹しかいなくて・・・」
面白いお店です。
また行こうと思います。

香ばしい秋刀魚のような音がする曲!
こくのあるぶり大根のような旋律!
もずく酢のような身が引き締まるすっぱさのリズム!
胃袋は踊り駆け出して吼えたくなるような節!
世の中いろいろな味の曲が溢れています。
そして目は血走り足は爪先立ち、ひたひたと夜道を走るがごとくの棒振りひとり・・・
ノルドグレンのリハーサルの日は自分は壊れているかもしれない・・
ノルドグレンのことばかり書いていますが、シベリウスもグリーグもニールセンもちゃんと練習していますので^_^;

音の味は多種多様。
楽譜が語ることはブラックホールのごとく奥が深くて秘密はたくさんです。
シェフが食素材から様々な味を生み出すように、棒振りシェフも自分の五感を研ぎ澄まして音の味を見つけていかなくては!
そのためには元気が必要ですね。
今週は回復しました。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  •  NHKのモーツアルト誕生日記念番組で、当時の料理を紹介した料理研究・服部幸應さんが「当時の料理は材料名しか残っていないので、その材料を使ってどういう味に仕上げるかはシェフの腕次第ですね。これは楽譜と演奏の関係と似ているんじゃないですか」との名言。
     新田先生の指揮での名シェフぶりは聴いたことがあるので保証できますが、手料理のほうは? お母上が一枚上?

  • >junsinさん
    名言ですね!そのとおりです。目の前の楽譜、目の前の音楽家たちと作り上げるのが本当の腕前です。「悪いオケはない。悪い指揮者がいるだけだ」とも言われます。
    そして・・・料理の腕前は母のほうが3枚も4枚も上手であります(^^ゞ

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