2月の陽射し

早いもので2月も後半。一番寒い季節をいつのまにか駆け抜けてしまった。
今年の雪国は大雪となっている。暖冬という予報だったはずだが・・まあ自然は人の思う通りなどにはならない。大雪は札幌時代も何度か経験。除雪車のあとに聳え立つ、道端の雪の斜面は子供たちの遊び場だった。もっとも危険なのだが・・・・私の札幌時代はオリンピック開発前なので本当に空き地がたくさんあった。その中で感じたことが自分の原点だろうなあ・・と冬になるたびに思い出す。

 最近の冬の陽射しが「やけにまぶしい・・」と感じている方も多いかもしれない。数年前から時々初夏のような陽射しを浴びることがあると感じている。やはり上空の変化が進んでいるのだろうか。ここへきて、ようやく大きなメディアも大国や大企業の欲についてはっきりと指摘を始めたように思っている。持ちつ持たれつの構造があるので、そうそう簡単にはいかないよ!という理屈で指摘できなかったこともあるだろう。でも、もはや「遅すぎる」という状態となっている今、重い腰が上がり始めた人が増えたのかもしれない。間に合うだろうか・・・間に合わせなければ。そういう知恵と努力を日本人は得意としているように感じるのだが。仕事柄学生オーケストラとの付き合いも多い。理系の学生に出会うことが多いのだが、皆さんすばらしい技術と知識を持っている。そこに夢と生命への愛情を加えて試験管で「からから」とまぜたら、日本が世界を救う!なんてことにならないものか。別に「大発見」とか「発明」なんて誌面をにぎわせなくても良い。水面下で素敵な力が世界を駆け巡るような、そんなことがたくさん日本から発せられたら・・・。

 「夢分析」のようなことが心理学の中には出てくる。分析されてしまうと恐ろしいのだが、昔から繰り返し見る夢というものがいくつかある。
「世界の終末・・世界中の指揮者が順番にタクトをとって曲をつないで演奏していく・・そのまま世界が終わる」どうも自分は終末思想があるのだろうか・・この夢は高校生の頃から繰り返し見る。どちらかというとペシミストのタイプである自覚はあるのだが・・・でもこんな暢気なペシミストではリアリティがないだろう。
「曲が違う!リハーサルに行って指揮台に上がりスコアを見ると・・・予定していた曲と微妙に違うものが乗っている。ショパンのピアノ協奏曲は2番なの?1番ではなかったのか??」ようするに焦っているのでしょう。
「知らない学校と知らないホール」仕事の夢はとてもたくさん見る。その中で今でも間取り図が書けるくらいはっきり覚えている学校とホールがいくつかある。いずれも実際行った事はない。その中での仕事に関するドラマは実にリアルだ。別次元でもう一人自分が存在しているのでは・・とも感じるほどに。

 春を前にした陽射しの中でまどろむ夢は、もう少し楽しくて暖かいものを望みたいのだが・・・夢も思う通りにはいかないものだ。

2005年2月21日
 

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