森と湖の詩日記(新田ユリ)– category –
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弾く grieg3
かなりご無沙汰の弾くシリーズ。調子が悪くなってきたと感じるのは、自分で音を出していない時。明日の公演に向けても、整えておきたい。 グリーグの抒情小品集第4集を弾いた。 -
Jean Sibelius 命日なり
1957年9月20日午後9時15分、ジャン・シベリウスは脳出血により亡くなった。91歳。その二日前にアイノラ上空を、ツルの群れが飛ぶのをみているシベリウス。そのうちの1羽が群れから離れて、家の周りを一回りして、また群れに戻ったという風景が語られている... -
北欧音楽に関わる音楽人
先日、「ステーンハンマル友の会」主催の府中の夏 北欧の風音楽会2020partIに伺いました。ステーンハンマルは1871年~1927年を生きたスウェーデンの作曲家。こちらの会の主宰はピアニストの和田記代さん。(写真中央)スウェーデンの音楽の研究と演奏を長... -
30年ぶりの夏休み
ACO2020年公演 夏休みに入った。これほど本当にスケジュールが真っ白な夏は、高校生時代以来。音大に入り、卒業してもう一つ音大に入り、仕事を始めるようになり、この職業で何とか歩けるようになって数十年。もとい30年、8月に自宅待機の日々となったこと... -
弾く13
Beethoven piano sonata No.21 op.53 ようやく、この作品、この時期にたどり着いた。第21番、通称「ワルトシュタイン」。ベートーヴェンの創作時期の第2期とされる時期には、交響曲は第3番から第8番が並ぶ。ピアノ協奏曲第4番、第5番、そしてヴァイオリン... -
弾く-Grieg2-
抒情小曲集第2集、1883年作曲の8曲 第1曲「子守歌」、第2曲「民謡」、第3曲「メロディ」、第4曲「ハリング」、第5曲「スプリングダンス」、第6曲「エレジー」、第7曲「ワルツ」、第8曲「カノン」第1集よりも軽快、軽妙な作品が並んでいるように思う。演奏... -
弾く12
少しずつ進みます。作品49の2曲のソナタ(ソナチネ)は、1805年に出版されていますが、作曲のスケッチはほぼ10年前。そして1796年3月11日にプラハで作品49-2は演奏もしています。第19番、第20番という番号ながら世の中に生まれてきた時期は前であることは... -
新型コロナとの付き合い方 私的呟き
巷の報道の方向性、専門家の解説、ご意見番の発言、自分の周囲の状況、これらを混ぜ入れた料理を作ろうものなら、思いっきり不味いものができることが明白。誰もが本当のところがわからないままいろいろなことを発言している。前提としたい内容がそれぞれ... -
Beethovenは続く、どこまでも
生誕250年という大きなアニヴァーサリーは世界中で予定され、いずれもが現在変更を余儀なくされている。しかしこの偉大なる作曲家が遺したことに変化があったわけではなく、その作品の価値は未来永劫伝えられると信じたい。 今自分は秋からの愛知室内オー... -
弾く11
Beethoven Op.31-3 さて18番目のソナタにたどり着きました。作品31の3曲シリーズの最後。この曲は若い頃勉強しています。今弾くと、全く当時と異なる響きを自分が弾いていることがわかります。あの当時よりは少しは何かがわかったのでしょうか・・。そう...