弾く12

少しずつ進みます。
作品49の2曲のソナタ(ソナチネ)は、1805年に出版されていますが、作曲のスケッチはほぼ10年前。そして1796年3月11日にプラハで作品49-2は演奏もしています。第19番、第20番という番号ながら世の中に生まれてきた時期は前であることは、タイトルにきちんと書かれています。作品49-1、第19番の方は子供のころ勉強した記憶はありながら、あまり手が覚えていなかった。ト短調の第1楽章は、非常に虚ろで暗い光を感じながら始まります。この色彩が子供心にはおそらくつかみ取れなかったのだと思います。それでもト長調の第2楽章の軽快なロンド形式八分の六拍子は、雲を追い払った爽快さが印象的。

こちらは子供の頃に勉強した曲。驚くほど覚えていました。作品49-2。ソナチネアルバムに収められていた作品。小学校高学年の時に手掛けています。当時家で練習をしていた時の空気が蘇る作品です。記憶に間違えがなければ、上石神井に住んでいた頃か・・・。広くはない住居でピアノの居場所も窮屈そうだった。そんな中、好き勝手に弾く自分のピアノは家族をうんざりさせていた可能性も大きいと思うのです。特に語学の専門家で辞書編纂や語学番組のテキスト執筆等々細かな仕事をしていた父は・・・いろいろ我慢をしてくれていた家族には感謝しかありませんね。今は皆天国にいます。

このト長調の第2楽章もお気に入りでしたね。
この軽いソナタ、ソナチネは献呈者は無しの形で1805年1月19日に出版されています。
とにかく、懐かしさで一杯になる2曲です。

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