弾く11

Beethoven Op.31-3

さて18番目のソナタにたどり着きました。作品31の3曲シリーズの最後。この曲は若い頃勉強しています。今弾くと、全く当時と異なる響きを自分が弾いていることがわかります。あの当時よりは少しは何かがわかったのでしょうか・・。そうあってほしいものだ・・と思いつつこの神秘的かつユニークな作品に向かいました。

やはりフラット系の響きが好きな自分という認識を新たにした1楽章。この導入の斬新なこと、ここだけでしばし音空間に佇む気持ちよさをどっぷりと味わえます。1802年の作曲。愛称として「狩り」と呼ばれているソナタ。
Es-Durながら勇壮という性格は1楽章では影を潜めている。高貴なユーモア。上品なふるまい。

Beethoven op.31-3 2楽章

そしてこの曲も第2楽章が魅力。この駆け回る左手は何ぞや!と学習時には思っていた。オーケストレーションすると面白い。音符と鬼ごっこをしている感覚。止まらない。
第3楽章は非常にオーソドックスなメヌエット。美しい。トリオ部の跳躍旋律が、不思議な時間感覚を生み出す。
そして第4楽章。「狩り」の愛称の所以。この楽章もまた、回転軸が止まらなくなる楽譜。
この作品ももう一度十分にさらいたい。

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