文化の日


 シベリウス協会会長、ピアニストの舘野泉氏が秋の叙勲で旭日小綬章を受章なさいました。おめでとうございます。今月10日は紀尾井ホールで「四人の作曲家による新曲初演演奏会」が開催されます。舘野会長のために書かれた「左手のための作品」が並びます。

自分のための新しい作品・・・音楽家としてこれはとても幸せな環境だと思います。

多くの人が手がけた歴史を潜り抜けてきた名曲をオーケストラでは指揮することが多いですが、自分は新曲に取り組むこともとても好きです。作曲家が生み出した未知の世界を一緒に紐解く<ドキドキ感>は、幼い頃ピアノのレッスンで初めての曲を課題にもらった時にも似て、何ともいえない旅への期待感のようなものがあります。


 フィンランドから届きました。待っていた資料です。どうやら日本語で宛名を書いてくださったようで感激です!現在直接お話ができない作曲家に関しては、自筆資料からあたるのがやはり一番の会話。すべての作曲家にそれができれば良いのですが・・・ううむ・・時間が不足です。

一生かかっていったいどれだけの作品を音にできるでしょう・・・。指揮者にとって自分の楽器を持つということは、どういうことなのか。世界中の指揮者が終わりのない道を歩き続けています。

最近若手の女性指揮者の活躍が目立ちます。先月三ツ橋敬子さんという女性指揮者が国際コンクールで優勝しましたね。また現在フランスでも阿部加奈子さんという方が活躍しています。小林恵子さんは国内外で客演が増えているようです。来日する女性指揮者も増えています。実力ある若手指揮者が続々と。もはや若手ではない世代の自分です。「ご覚悟を・・・」と己に詰め寄る日々であります(笑)

 今週はアイスランド響のリハーサルと本番に通うはずでした。残念です。

文化の日・・・人類にとって文化は・・・答えはないな。文化という定義がなくても、きっと人類は何かをする。残す。伝えようとする・・・。命が続いていくことすべてが文化かな・・・。そういうことが自由にできる環境を維持すること、それは人間の衣食住を保障することと同じように大事なことなんだと思う。

明日は某大国のお祭り。いや、大統領選挙。今世界の政治的な地図がどんどん変わろうとしている。21世紀はどこまで続けられるだろうか。 

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