ハンガリー旅行記その3 そして


 3月7日のリハーサルは午後から。
執行部は午前中もう一つの役目を果たしに移動です。


 恐ろしく深く、とってもスピードの速いエスカレータに乗って
地下鉄に乗り込みます。


 非常にカラフル。モスクワ広場にある地下鉄であります。
ここからドナウ川を地下鉄で渡ります。そしてペスト側へ。


 行き先は、こちら。国会議事堂であります。
コッシュート・ラヨシュ広場にあります。
1902年に17年ほどの歳月をかけて完成されているとのこと。
市の文化広報局の御取り計らいで見学の許可を頂きました。
壮大な議事堂であります。セキュリティーチェックが何重にもなっていて、厳しいものでした。


 やはり赤絨毯であります。最後にここでもちろん記念撮影をしました。
「組閣!?」


 現在はハンガリーは共和国です。1948年にカール4世が退位するまで王国がおよそ950年続いています。
その歴史の中を受け継がれてきた王冠が現在ここにあります。
フラッシュ撮影は禁止。衛兵がしっかり守っています。


 こちらプレスルームということ。この建物の中はネオゴシックが基本。
いろいろな様式が混ざっているのも特徴だそうです。
新しいものが古いものの中に上手に納まっているのが魅力でした。


 議事堂です。美しいです。シンプルです。投票はデジタル。
「○○戦術」は使えませんね。


 議事堂記者席にたたずむ執行部。
なんとなく様になっていますかね?


 議事堂見学のあと、ブダペスト市の文化担当の方と会談。
大阪市から預かった親書をお渡しする役目も果たし、翌日に迫る演奏会への期待などもしっかりと伺って(この時点で満席、問い合わせ多数の状態だったようです)、執行部以下役目を果たしました。
 街へ出て このようなものに出会うと、ハンガリーである実感がわきます。


 さて休憩を挟み、午後3時からいよいよリハーサル。市内のプロオーケストラの練習場をお借りしています。写真ではよくわからないのですが、指揮者の位置から正面に、小林研一郎氏の指揮されている風景が何枚か飾られていました。ハンガリーは小林研一郎先生はじめ、井崎さん、松沼さんという指揮者がゆかりがあります。人気があるそうです。

非常にクリアーな音がするリハーサルルーム。これまでの同志社のリハーサルや本番の会場とはまったく感覚がことなるため、かなり学生は戸惑っておりました。まずは体中の演奏感覚を取り戻して、翌日のホール練習に備えます。ブダペストでの演奏には、ハープ、ヴィオラ、ファゴットに地元のプロの方のエキストラをお願いしました。よってリハーサルは英語。4時間ほどのリハーサル時間をびっしり使って7時に終了。


 この日は地元のオーケストラが定期演奏会。リスト音楽院ホールの音を知りたくて、駆けつけました。メインはブラームスの交響曲第1番。ハイドンのオーボエ協奏曲、そして新作の弦楽オーケストラの作品が冒頭に披露されていました。これがとても美しかった!正直かなりの疲労だったので、時折意識が天国にとんでおりましたが、気持ちの良い空間でしっかりとホールの音を体験しました。ちなみに最上階の学生席で聞かせていただきました。音楽院の若者たちが、思い思いに聞き入っていました。ロビーには翌日のわれわれのコンサートのポスターが掲示されていました。

はやくホールで音を出したい!という気持ちを抑えて就寝。

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ところで本日16日はフィンランド語の先生の突然のお誘いでご自宅に伺いました。そこでなんと、フィンランド人指揮者のPekka Helasvuoさんご夫妻とお目にかかれました。先生と旧知の間柄ということ。CDでお名前を知っていました。本日もご自身の指揮のCDを2枚も頂戴しました。弦楽オーケストラの仕事をたくさんされています。そのためお話も興味深く、またシベリウス、ヤルネフェルト、クーシストというフィンランドの音楽界にとって重要な一家すべてに関わるお方ということで、貴重なお話もうかがえました。


 Helasvuo夫人のお誕生日のこの日、お寿司でお祝いをしました。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • そういえば。地下鉄のエスカレーターが急停止した事がありました。恐ろしかったです。。。。1980年代の事でした。今でも速いんですね。改善されないのかな?

  • Jaws先輩
    こちらもありがとうございます!
    あの速さで急停車は非常に危険ですね。本当にものすごいスピード。ちょっと寝ぼけていたら確実にアウトの速さですね。日本のペースではあかんということでしょうか・・・。

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