このところ週末は必ず仕事というペースなので、どうしても月曜日が自分の日曜日になってしまっています。世間は仕事始まりなので、そうのんきにもしていられませんが・・・
土曜日はもう一つの母校、桐朋学園へ久しぶりに参りました。3月に子供のための音楽教室演奏会があります。弦楽器専攻の中学生を中心に弦楽合奏の発表があります。そのタクトを任されました。ご存知のようにこの音楽教室から世界へ多くの若者が羽ばたいているのですが、初めての顔あわせで感じたこと。
「このまま、伸びていって欲しい!」でした。
素晴らしく美しい音、もちろん良い耳。そして集中力。初あわせであり、曲もこれまで出会ったことのないものだったと思うので、アンサンブルの事故は生じますが、非常に基本的な音楽の力があります。3月の本番が楽しみです。
しかし桐朋学園は独特の空気があります。規模は小さいのですが、その中に詰まっているものはとっても緊張感があって、なんというか・・・「ぎっしり」なのです。音楽教室の日に行ったので親子連れがたくさん。音楽家を育てる・・って、本当に大変なことなんだなと改めて感じました。我が家の放任とはまったくちがいますね・・・(>_<)
プログラムはシベリウスとラウタヴァーラです。どうなるでしょう。
土曜日の夜はアイノラ響のリハーサル。アンコールも初音出し。やはり北欧音楽へ傾倒する皆さん、自然に曲が流れますね。この日は本プロのグリーグを集中的にリハーサル。シベリウスと異なる言語ですが、だいぶ形が見えてきたかと思います。あと2ヶ月あまり、厳しく参りましょう。
そして日曜日は朝からエレティールのリハーサル。こちら本番が近づいてきました。弦分奏から。とにかく絶対的に大変なのが交響曲の第3楽章。これは逃れられないのです。どうにもごまかしがききません。やるしかない・・その成果か、午後の合奏ではだいぶオーケストラが安定してきました。ここから先は仕上げのねじを巻き続けることだけ。
夜は大学時代からの友人のお嬢さんと面談!・・・・
というほど大げさではないのですが、もう高校生。音楽を勉強しているということで、これから先の歩みについて一緒にお話をする時間というものをもちました。とってもしっかりしたお嬢さんです。自分の意見をきちんと持って、他者の意見をきちんときくことができる。問題意識も高いので悩むことも多いのでしょうが・・こういう未来を持った若者がすくすく育って、のびのび歩める世界を続けていきたいと強く思いますね。
楽しみだな・・・(^^♪
フィンランドもやっと雪も多くなり、寒くなってきたそうです。
マルヤッタさんからメールが入りました。湖でスケートをしたそうです。いいな・・・
トゥルクのティモさんはリハーサルに忙しそう。こんなに穏やかな冬はかつてない・・とメールに綴られていました。
さて明日から私の1週間は始まる・・という感じでしょうか。年齢とともに、走り続けることが多少難しくなってきています。ちゃんと休みをとって、また全力で歩き出す、そんな日々です。
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