来週の宣伝


 横浜国立大学管弦楽団 第87回定期演奏会
 
日時  2006年12月17日(日)
     
開場 13:20 開演 14:00 
(座席指定券引換開始 12:00)
場所 横浜みなとみらいホール 大ホール
全席当日指定 当日1000円 前売800円
曲目 ゲーゼ   序曲『オシアンの余韻』
グリーグ  ペール・ギュント 第2組曲
シューマン 交響曲第4番(第一稿1841年版)

いよいよであります。学生オーケストラとしては少々珍しい選曲となりましたが、北欧音楽の潮流が感じられる演奏会となることと思います。
ニルス・ゲーゼはデンマークの作曲家。1817年の生まれで1890年になくなっています。長生きです。
私が北欧音楽の研究と演奏の道に踏み入る事になったきっかけは、このゲーゼです。シベリウスのことはもちろんその前から注目、特に交響曲第1番に惚れ込んで何度となく演奏してきました。しかし、ライフワークの一環としてきちんと系統立てて勉強しようと思った根本は、このニルス・ゲーゼという作曲家にあります。
現在ではほとんど演奏の機会がなくなっている作曲家ではありますが、一昔前のヨーロッパでは初期ロマン派の作曲家と顔を並べて交響曲も多く演奏されていたのです。そういう研究論文のことを昔教えていただき、実際に交響曲を1番、5番、6番と演奏する機会を頂き今に至るなのです。(だいぶ途中省略していますが)
ともかく、メンデルスゾーンの後継者としてライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者を務めたゲーゼは帰国してから北欧にドイツ音楽をしっかりと運んだのです。グリーグはそのゲーゼの言葉に従い交響曲を書いています。
来週のプログラムはそんなつながりを持ったものです。


 北欧音楽の全体を知る為には何と言っても
この大束省三先生の御本が一番です。
それぞれの作曲家への愛情溢れる言葉と幅広い知識に基づいた丁寧な解説があります。


 本日も横浜にてリハーサル。保土ヶ谷の公会堂でした。毎回会場を借りて楽器を運んで・・・大変な労力です。その結集が演奏会となるわけです。良い本番にしたいです!


 歴史を感じさせる会場でしたが、この真っ赤な椅子がなんともポップで素敵でした。シンプルなカラーとシルエット、面白いエネルギーがあります。

非常に真面目で素朴なオーケストラです。本番にむけてパワーと学生らしい情熱と知力と感性に溢れる演奏になりますように、あと1週間頑張ってまいりましょう!

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