新入り


猫の額の庭に新入り。ベビィティアーズ(天使の涙)は幸せを呼ぶ観葉植物とのこと・・・まだささやかな大きさですが・・。
天使の涙・・・春の季節外れの雪・・
4月のフィンランドは天使どころではなく、大天使やら大魔王やら・・
そんな雰囲気の雪が降っていましたけど(^_^;)

Schubert-Mahlerの「死と乙女」も夏にフィンランドで演奏します。先日ヘルシンキ・ストリングスの演奏を入手しました。
一緒に入っていたKokkonenの”durch einen Spiegel”に非常に興味を惹かれています。
Schubertの演奏はフィンランドの音がしています。面白いほどに違いますね。中欧の国々の弦楽合奏のサウンドと。そこが面白さです。

フィンランドとのお付き合いがはじまって、どういうわけか邦人作品の演奏の機会が非常に増えました。紹介・・という機会や仕事も増えているわけですが、それだけではなく自分で意識して邦人作品に向き合っています。
若い頃には感じ取れなかった魅力を見つけている日々です。

春には長生作品をリリース、長生さんは吹奏楽の世界ですでに著名ですが、管弦楽の作品でももちろん魅力がいっぱいです。トルヴェール四重奏とのコラボレーションでも話題をよんでいます。

トゥルクで5人の邦人を取り上げ 伊藤・櫛田・飯島・阿部・津堅作品のいずれもお客様に「こんなに魅力的な作品が日本にあるの!!」という新聞評をいただけました。

6月の演奏会では武満・吉松作品をアンサンブルフランと共演、夏は芥川作品をフィンランドの音楽祭で演奏予定、秋は伊福部作品に初挑戦、伊福部作品にはシベリウスを初めとする北欧作品との繋がりも感じられ楽譜を読む楽しさが膨らみます。冬はおなじみの邦人作品の吹奏楽・・・これまでの積み重ねが面白い枝葉を張って自分の中で手を広げているような感覚です。まだまだ音の旅は道半ばです。

 

 

こういう感じを「クオリア」的に語ったら限りなく話が続きそうです。昨日うっかり見てしまった茂木先生の登場の番組・・・たぶんお目にかかったら一生お話を続けているような出会いになることでしょう。自分の場合それが時々リハーサルで出てくるので困りもの。元気な若い頃はリハーサルの後の語らいでも止まらなくなったことも・・・・

タクトや気だけでは伝えきれないことはどうしても言葉を必要とします。相手も感性を持って指揮のメッセージを受け取っています。食い違いや思い違い誤解があって当然。そういうときに言葉が必要。言葉の道もまだまだ半ばです・・

原稿一本完了!さてあと二つ・・・目が痛い!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 邦人作品の紹介はすばらしいですね。伊福部昭の作品はフィンランド放送響が小船幸次郎指揮で1939年演奏し、シベリウスも聴いています。どのような批評だったか知りたいですね。ユリさんの演奏後、フィンランド側の反応も聴きたいですね。

  • メッセージありがとうございます。伊福部作品は今年は日本での演奏になります。近いうちにぜひフィンランドでも!と思っています。

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