寒の戻り

関西から帰宅。15日からの京都・大阪滞在は寒い日々となりましたが暖かなコンサートでした。

 17日は京都コンサートホールにて、「きものクラシックコンサート」でした。数年前一度やらせていただいています。規模も進行も当時とずいぶんかわりましたが、変わらないのが全国から集まったきものの女王コンテストエントリーの方々の美しさ。同じ人間とは思えないような艶やかさと美しさ。もちろんお着物も皆さん素晴らしいのですが、お召しになっている皆さんの美しさには唖然としました。


 セレモニーでは進行にあわせて、モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」の一部を演奏したのですが、うまく収まったのは奇跡!

そしてコンサートは、フィンランディアから。今回楽譜の謎のチェックも行いリハーサルをしました。本番京響の持つ重厚な充実の響きが素晴らしかったです。

コンチェルトはモーツァルトFl協奏曲第1番。


 渡邉玲奈さんと共演。分析力と構成力があってしっかりとした演奏をする若手です。まだ学生さん。これからますます楽しみですね。

メインはペール・ギュントの語りつき「第1組曲・第2組曲」でした。もちろん並べ替えました。有名な「朝」のイメージが劇の中に入るとだいぶ変わるのがいつも面白く感じます。
しかしこのイプセンの作品は、深い意味を持っているのですね。自国の文化などに対するイプセン自身の視点がはっきりと書かれています。
ペール・ギュントの冒険!というタイトルで格好よく紹介されると困ってしまうような人であります。ソルヴェーグもペールのお母さんも凄い女性だと思います。しかし哀しい・・・・

アンコールはグリーグの「春」を。この原詩を一度きちんとご紹介してからこの曲の演奏をする・・ということをしてみたいと強く思います。

コンサートの17日は午前中に大阪でリハーサルを行っていました。長い一日でした。

翌18日は朝から夕方まで大阪市音楽団のリハーサル。A.リード作品はほとんどやっていない私。吹奏楽に長く関わっているのに・・・今回の作品はすべて自分は初めて演奏するものでした。


 19日は雪も舞う寒い日となりました。おまけに日本の野球が大事な試合!ということもありお客様の出足が心配。予想より少し少なめでしたが、熱心なリードファンや若い学生の皆さんが駆けつけてくださいました。


 ピロティホールは私もだいぶ慣れてきました。駅から近くて便利であります。そして今回も金森重裕さんの名司会で暖かな品のある雰囲気の中に青少年コンサートは進みました。

リード氏の作品は200曲以上あるということで、作曲年代による変化も楽しいところです。
今回のプログラムで一番最近なのが2003年の作品「十二夜」シェークスピア原作への音楽です。
実はこれが一番難しかった・・・作品の構成と音の使い方が不思議な部分が残ります。特別に難しい音楽ではないのです。まだまだ別のアプローチを試してみたいと思いました。
「インメモリアル」の素晴らしい音楽には敬服です。私事ですが、17日に母方の伯父が亡くなりました。リード先生へとともに祈りをささげておりました。
「春の猟犬」も素晴らしい作品ですね。あのさわやかな明るさを市音の皆さんと奏でられたのは幸せでした。
「ワパウェッカ」もなかなか味がある面白いものです。

終演後事務局やメンバーの方々と会食でした。その席で昔の教え子に再会したり・・にぎやかに暮れてゆきました。

4日間の中でしたが密度の濃い時間・・・ありがとうございました。また勉強を積み次の出会いに備えたいと思います。


今日の帰路の車窓から・・・富士山です。まだまだ雪がしっかり残っています。

今日は「地下鉄サリン事件」から11年目。いまだに苦しみを抱えている人が多くいます。私の音楽仲間も一人被害にあっています。彼女も後遺症に悩んでいました。ますます変な事件が増える日常、近いところから「強くやさしい日々」を生み出す努力をしたいと思います。やさしいということと甘いということは別であります。最近放映されたドラマではないですが、大人が果たすべき役割をもっともっと厳しく見ていかないと・・・。

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