いろいろ届く

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素敵な御本が届きました。猫の言葉社の稲垣美晴さんから、翻訳された御本をお贈りいただきました。
kiitos paljon!!!!!
作者はフィンランドのMauri Kunnasマウリ・クンナスさん。
「サンタクロースと小人たち(稲垣美晴訳)」偕成社がロングセラーとなっています。
稲垣さんの「フィンランド語は猫の言葉」の表紙もクンナスさんだそうです。
「わすれられないクリスマス」という御本もやはり稲垣さんの訳です。
御縁をいただいてから、フィンランド人の絵本を何冊か拝読していますが、視点が面白いと思います。
絵もとても動きがあって、様々な発見ができます。
ぜひ皆様も!! 猫の言葉社へ。

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こちらの冊子は立教大学図書館発行のもの。届きました。
6月にお世話になった「北欧に学ぶ」が特集されています。授業風景が少し掲載されています。
この授業、図書館が正課授業に取り組んだものなのですね。
自学自習の姿勢をモットーとした取り組みとのことです。大学はそういうところですよね。
本当に素晴らしい機会をいただきました。ありがとうございました。

授業を持っている母校大学のほかに今年は演奏や講義の御縁で全部で5つの大学とお付き合いがあります。
様々な大学生たちと会っていると、その専門や大学の校風ごとに多面的な姿が見えてきます。
大学が何をするところ・・・・というのは昔から自分は疑問に思ってきましたが 今時代が変わろうとしている時に
ぜひとも「学びたい人のための時間」を確保できる環境づくりを願いたいと思っています。
そのための場所だと思うのです。

実社会とのつながりで実践的な成果を求められる比率が飛躍的に多くなっています。
それは日本だけではありません。
大学という研究機関の専門性を発揮する良い機会だと思いますが、その背景にある「すぐには形になりにくいもの」への取り組みを保護する役割も忘れてほしくない。
経済効果がすぐに出なくても、早急に求められるものではなくても、それは未来永劫求められる研究内容であったり、求められる情報であったり・・・そういう地道なことを行っている場所が経済効果や効率を基準として即座に切り落とされる現状はどうにも納得がゆきません。
学生確保の戦いが繰り広げられている現在、何かと外向きの顔が求められます。
在籍している学生たちにはそういう学校経営に振り回されずにじっくり学ぶ時間を確保したいと思います。
と言っても、単なる非常勤講師では何もできないのですけどね。
せめて授業ではじっくりと真剣勝負で取り組みたいと思います。

時代の中で芸術系の大学は今後厳しい状況に益々おかれるであろうというのは覚悟しています。

そして大学が即戦力育成の場になるほどに、大学以前の教育の質もどんどん変化することでしょう。
正直のところ「甘い」状況が存在していたことは事実で、専門家の育成が高レベルになるためには今後基礎教育は厳しい側面を持つことになると思います。それは必要なことだと思います。
その中で向き不向きと自分の特性を見つけて選び取る力を身につけていくことも必要なのでしょう。

厳しい状況に置かれた若い世代は、どんどん鍛えられ周囲に対する意識も高く厳しくなることでしょう。
生ぬるい大人はすぐに見抜かれてしまうという時代になります・・・・・いや、なっていますね。

それでも「目に見えにくいもの」の蓄積と実績を持っている大人たちがで~ん、と構えてしっかりと時代を作って若い世代を導く覚悟を持っていないと、どうもこの国は転覆寸前までいっているように思うこの頃でありました。

ぐちゃぐちゃ言っていないで今週の仕事の勉強をしなさい!という我が家の「ぬいぐるみーず」の視線が痛いので、そろそろ楽譜に戻ります。
先週の熊本の旅に同行してくれた あらいぐま のミルク君。出身は北海道なり
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