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1週間後に迫りました。
 

芥川也寸志                 交響管弦楽のための音楽
Aハチャトリアン          ヴァイオリン協奏曲 (ソロ 宮川正雪)
Dショスタコーヴィチ   交響曲第7番 作品60 レニングラード

Ysushi Akutagawa (1925-1989)  Préudes pour orchestre symphonique
Aram Il’ich Khachaturian(1903-1978) Violin Concerto (solo Masayuki Miyagawa)
Dmitri Shostakovich (1906-1975)  Symphony No.7  op.60   Leningrad

日本においてお茶の間では、20年ほど前にとあるCMで今やとある国で政治家として活躍なさっている方が登場して有名になった曲。
「レニングラード」

当時はアマチュアオーケストラがこれを単独で手掛けるのは困難だったと思う。
ジュネスクラスの合同オーケストラという場所はあったが・・・・。

今やアマチュアオーケストラでの演奏も珍しくなくなり・・・

英国はジュニアオーケストラ、青少年オーケストラというアマチュアカテゴリーの活動も盛んだときく。
それも相当のハイレベル。師匠から何度かその若者たちの素晴らしさを伺っている。

しかし、日本ほど日常生活に密着したスケジュールの中で盛んに愛好家が集って活動しているところはないと改めて思う。
以前新聞にコラムを書いていた時期アマチュアオーケストラについても取り上げたが、関東圏で300に迫る団体数があることを書いた記憶がある。
今なお毎年増え続けるオーケストラの数・・・・。

このオーケストラ・エレティールは今回で40回目の定期演奏会を迎える。つまり20年目の演奏会。
そう

「成人式」

この年月の意味は大きいなと感じている。
幸いにも第20回、第30回の節目の演奏会で共演の機会をいただいている。
10年前の第20回がショスタコーヴィチの「交響曲第第5番」をメインに。
そして5年前の第30回がストラヴィンスキーの「春の祭典」。
こう見てみると、みんなロシアではないですか。
そういえば、このオーケストラとの共演では比率として圧倒的にロシア物が多いように思いますが・・・・・
ですよね?>関係者のみなさま・・

前置きはこのくらいで・・・・

芥川さんの作品も意外に苦戦。
あのしゃれっ気と和風と洋風とのミックス、気品と土臭さ、さまざまな要素がすべて入っている。
演奏側としては「なんとなく」は禁物で、本当に自分のものとして語っていかないと曲の持ち味を出し切れない・・・・。

ハチャトリアンはオーケストラの皆さんがこの曲を好きであることがよくわかる。
そして美しい音の宮川先生とのコラボで、どういう協奏曲になっていくか、来週が楽しみ。

ショスタコーヴィチ、初めて80分通した。80分という時間、自分の中では長いとは感じなくなっている。
昨年のマーラー体験がものをいっているのだろうか・・・・。
実際この作品の4つの楽章に流れる時間はとても自分にとっては自然で意味を感じる。
80分必要なのだ。

オーケストラも7月の初練習当時よりも体力と持久力がついていることが明確にわかる。
細部の詰めと、そこを表現しきることへの集中力と執念のようなものが本番に発揮されると
きっと良い流れになるだろう。
各セクションのソリストたちは、なかなか素晴らしい音楽を聞かせてくれている。

本番で生まれてくるもののために、まだまだできることがある。

この作品の中に度々出現する静寂。
その意味を感じると心身が痛い。

10月4日はぜひ多くの皆さまとこれらの素晴らしい作品に流れる時間をじっくりと味わいたいと思う。
ご来場心よりお待ちしています。

本日の練習後、1時間だけリハーサル打ち上げ「もんじゃタイム」に参加した。

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高校は下町なので「もんじゃ」も放課後の楽しみ

が・・・・・
実はあまり作るのが得意でなくて・・・・・

本日は「月島」でのリハーサルだったので、もんじゃ焼きがずらっと並ぶ界隈に出陣。
外国からのお客さんも界隈をうろうろしていましたね。

さてこれで一時、エレティールの作品たちとはお別れして、頭の中を日フィルの仕事の曲に入れ替え。
トークのコメントも練らなくては。1時間の中で演奏とトークとテンポよく運ぶためには入念な準備を・・・・

と言って、どうもトークがアドリブになってしまう私であります。気をつけなくてはね・・・・。
どんな生徒さんたちに会えるかな。

 

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