涼しくてすみません・・・・<(_ _)>
昨日からセーターやらマフラーが登場しています。ラハティ三日目です。
本日も10時から14時までリハーサル拝聴。
Aallottaret(Ocenanides) Op.73から。2台のハープ、ティンパニー2組が必要ですが壮大な響きの部分は一瞬で、静かな音の風景が美しい曲です。その静けさも奥行きがあるので気持ちよいです。演奏は難しいです。
シベリウスお得意の3と2の葛藤が沢山登場。聞こえるリズムと楽譜に見えるリズムが違うことも難所を多くしていますね。
そして昨日の続きで交響曲第3番を。
そして3月に私も手掛けたDryadi Op.45-1 木の精です。テンポの変化がオスモさんと違うアプローチをしています。サラステ氏のスタイルは、とにかく絶対にとまらない流れ。節目を作らない、すべてがつながっている・・ということを求めますね。そして奏者の自主性を。
以前にサラステ氏がRSO(フィンランド放送響)と、シベリウスホールでニルセンの交響曲第1番と第2番を録音した時のことを思い出しました。立ち会わせて頂き合間にいろいろお話をしたときに、テンポのつながりについてしきりに気にしていました。「どう思う?」「どうやったらいい?」などなど・・・。
サラステ氏の指揮ぶりは、絶対に打点をつくりません。ずっと響きの空気を運んでいくスタイル。
曲によっては、またそのテンポ感に慣れるまでは分かりにくいこともありますが、うまくかみ合うと、非常に美しい流れと響きが生まれますね。
そしてソプラノのヘレナ・ユントゥネンを迎えてLuonnotar Op.70と歌曲3曲を。歌曲は作品57から3曲です。
Luonnotarはさすがですね。完全に自分のものになさっています。英国でもアメリカでも歌っているようです。
オーケストラのバランスやテンポ設定がこれまた、大きくオスモさんと異なります。また違った作品の姿が見えてくるかもしれません。本番を楽しみに。
歌曲はピアノ伴奏が原曲で、ペッカ・ヘラスヴオさんがアレンジしています。この方は「内なる声」の弦楽四重奏を弦楽合奏に編曲した人です。ヴァイオリニストで指揮者です。ペッカさんのお嬢さんはラ・テンペスタのメンバーでもありまして、2年前この「内なる声」をオウルンサロ音楽祭とヘルシンキで演奏した時に、お父様であるペッカさんともお目にかかりました。今回の編曲も、なかなか音色の面でも工夫がたくさん!
このヴェシヤルヴィのまわりは、朝夕いろいろな人がジョギングやウォーキングやノルディックスタイルのウォーキングをしています。皆さん歩くのが速い!!
昨日は夜7時過ぎに湖にでかけて、このお気に入りのカフェでマルヤッタさんのお嬢さんを交えて少しお話を。
もう私と変わらないほどの背丈になってしまったエンマちゃん!初めて会ったときはまだ5歳だったかな。
夜8時ころの光です。晴れていると本当に素敵な空間になります。
借りている部屋は4階です。エレベーター(hissi)が助かりますが、古いです。
自分で扉を開けます。閉めます。重いです。アホな写真を撮っていますが・・・こんな恰好をしています。
さて明日は朝からヘルシンキへ。いまや長いおつきあいになってきたヨウコ・ハルヤンネさんと会います。
そのあと資料探しやらもろもろ用事をすませて日帰りでラハティへ戻ります。
さあて、宿題すませるか!!
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