フィンランド語でなんというのだろう・・・・時の記念日。
Kellonpäivä??
3月のアイノラ響定期演奏会記録が届きました。
この演奏会にむけてはこれまでとは違う集中の状態だったので、
逆に終わった瞬間から全く別の時が流れだしたような・・・そんな実感でした。
時を経て、こうして見直してみるとよいこと悪いことすべてよく見えてきます。こわいものです。
ここまで積み上げてきたこのオーケストラの良い点を、時の流れの中でさらに充実させたいですね。
非常に難しいソロの各所を見事に演奏しています。素晴らしいメンバーの集まりです。
そして全体で音を作っていくことに対して、非常に繊細に丁寧に取り組んでくれるオーケストラです。
指揮者の山ほどの反省は自分の中で内緒に行って・・・・・次回に役立てましょう
時は移り・・・・どんどん次のステージの登場人物が届きます。
コンサートではないですが、今月末の録音楽譜が届きました。
今回は8曲。先月の「楽しい曲」とは異なるものです。
名曲といわれるものが並びます。おなじみのものを録音する以上、より深く楽譜の底を覗きたいもの。
NCISというドラマが好きなのですが、あの番組の女性科学捜査分析官のファンです。
もちろんドラマの中の設定なので現実離れしている点も多々ですが、
専門知識を駆使して想像力をもって楽しく分析をする姿勢がとっても魅力的です。
分野は異なりますが、楽譜の分析もある種の科学分析ですね。
「なぜ」「どうして」「本当に?」というサーチは常につきまといます。
今月からリハーサルがはじまるこちらの3曲。
特にロシアからやってきた二人の作曲家様の楽譜はその分析官並みの神経と洞察力が要求されるかもしれない・・・・・ハチャトリアンとショスタコーヴィチです。
ロシアの音楽界の歴史の特殊事情により楽譜というものが世の中に出てくるのに、さまざまなフィルターにかけられていることがあります。また元資料が表に出にくいものというものも過去たくさん存在しました。
時が移り、ロシアの事情も大きく変わっています。続々出てくる資料により出版楽譜も新しくなります。
世の中に同時にさまざまな種類の楽譜が存在するために混乱する現場。
プロオーケストラのライブラリーのみなさんのお仕事の大変さを今回痛感しています。
ショスタコーヴィチの交響曲第7番の自筆楽譜はファクシミリが出ています。お借りして勉強途中。
アヴィー分析官のように、楽しく仕事をしたいものです!
今回の仕事の相棒はこちらかな・・・・
にゃんたろ~、頼むぜ!
コメント