kawaii 大使!

昨夜NHKの番組で現代の日本の文化「かわいい」が世界的に!という特集をちらりと見てしまった。
一昨年フィンランドのテレビで「Otaku」という番組を見つけて目が点になっていたが、それどころか世界が(といっても一部の世界ですが)この「かわいい」文化をこぞって輸入しているという時代になっているらしい。

「Otaku」では、「わたしアキハバラに行ってきたの~~」とウキウキと話す女の子や、日本の雑誌を広げて「ガングロ」「ヤマンバ」を指差し「!!素敵」とはしゃぐ女の子が出ていて、もう10代にはついていけないな・・・・・という思いを強くしていた私でありましたが、昨夜のテレビではもう私は化石であることを実感しました。

どうやら昨年は「漫画大使」なるものがあって、世界を廻っていたようですが、
今年は「かわいい大使」だそうです。
確かにフィンランドでも毎年コスプレに出会う確率は増えていたし、
せっかくの素敵な金髪をアニメ色に染めたり、真っ黒にしてしまったり・・・・
渋谷原宿で出会うファッションに出会ったり・・・
日本の「かわいい」が広がっていることは実感しておりました。

もっとも「姫ファッション」なんて、西洋人に近づけ!という姿かたちをデコレイトする技が凄いわけで、
それをもともともっていらっしゃる西洋の皆様が日本人のアイメイクを見て
「私もそうなりたい!日本人になりたい!」という発言には正直仰天だったわけです。
もう化石的思考であります。

相互視野視点が必要ですね。
西洋の若い方にとっては、持って生まれた姿は「本来のもの、本質的なもの」なわけで、
そこからの変身願望はやはり同様にあるということなのでしょう。
しかし・・・・
私自身は生まれてこのかた、姫的センスをもった事は一度もないので、わからんのです!

いまだ平和であります、日本。

それはそれとして、現実の厳しい社会が漫画のような状態であることは早く脱出したいなと感じる日々です。

漫画の好きな総理大臣でありますが、世の中漫画のようには運びません。
と言っても、漫画も侮れず、
手塚治虫氏の作品はまさに哲学があり未来への提言が多々ありました。
他にも時代を冷徹にみながら、どこかに人類を信じる心と愛を持ち、地球の未来を描く作品もあります。

文字文化と映像文化の双方に熟していくと良いな・・・と感じます。
日本語という特殊な文字言語を持つ我々の思考回路は、未来に大事につないでいきたいと思うのですね。
道具としての言語の前にあるべきもの、そこをもっともっと鍛えて育てていかないと・・・・。

自分が「かわいい」格好することは縁がありませんが、「かわいいぬいぐるみ」に囲まれる環境は好みます。

さて、本日はトレイルブレーザーズの初リハーサルです。
 

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