上段がヘルシンギンサノマト(ヘルシンキ新聞)、下段がエテラスオミサノマト(南フィンランド新聞)
ミネソタの財政状態も厳しいということです。オスモさん自身のギャラも、楽員の給料も大幅カットです。
オーケストラ事務局も4人の人員削減と6人の労働時間短縮。以前オスモさんは、ミネソタのオケは楽員を取り巻く事務組織に楽員と同じくらい人員が配置されている、と驚いたようにそして誇らしく語っていました。幅広く大きなことをスピーディに行える組織力があったわけですね。アシスタントコンダクターの数も多いです。
同じ内容が下記の新聞記事にもあります。
Vänskän nykyinen sopimus Minnesotan orkesterissa kestää vuoteen 2011.
この映像はラハティのシベリウスホールでの収録ですね。
2011年までは続けることは確実のようです。
今年も年末に読売交響楽団に客演。ベートーヴェンシリーズの締めとなります。
今朝のニュースでも日本のオーケストラの運営の厳しさが取り上げられていたようです。
私自身もずいぶんお世話になった、日本交響楽協会という音楽事務所の倒産についても出ていました。
ラハティ響の招聘もこの事務所のおかげです。「良いものはゆっくりと知られていく」という信念で、地道な丁寧な仕事をされてきていた事務所だと思っています。大変に残念です。
昨年のアイスランド響来日中止の影響が言われていましたが、世界を巻き込んでのこの経済危機・・・・
発端は?と言い出すと今のG20会議と同様の論争になりますが、発端は?よりもこれからの軌道修正と対策をまずは第一に。世界が前を向いていかなくてはだめですね。これまでの価値観や「慣れてきてしまったこと」の見直しと、遠い未来のために今やるべき対策と我慢についての覚悟。その辺の確認を世界の首脳は広い視野をもって行ってほしいと願います。
負のエネルギーは強いものです。政治的、宗教的な抑圧を受けたものが21世紀にまず声をあげ、そして今、経済的な弱者となったものが、動き始めています。ロンドンの暴動は他人事ではない。
架空のお金や架空の世界で狂喜乱舞している時代をいつまでも続けられるはずはない。
現実を質実剛健に生きたからって、夢や希望がなくなるわけではない。
感動や美しいものへ出会えないわけではない。
むしろ地に足をつけた日々の生活の中で、かけがえのない美の宝物をみつけた人の静かな笑顔に、
本当の芸術を見るように思います。
今日の青葉の森公園は少し人が多かった。まだ満開ではないものの、先週よりはにぎやかになってきた。
1年に一度出会えるこの自然の美に
大いに感謝したい・・・・
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