来週、森と湖の詩サロンコンサートⅦを開催します。
今年はバリトン歌手の大久保光哉さんをお迎えして、留学されていたスウェーデンの歌曲、そしてお隣フィンランドの作曲家のスウェーデン語歌詞の歌曲をご披露いただきます。
お隣同士のフィンランドとスウェーデン、違いは多々あります。人種、言語、社会体制、歴史・・・
共通項は自然風土でしょうか。双方海に囲まれています。縦に長い国土。厳しい冬。
サロンでお歌いいただく中に、
Gosta Nystroem(ヨースタ・ニューストレム 1890-1966)というスウェーデンの作曲家の歌曲があります。
このCDではメッゾソプラノのCharlotte Hellekantさんが歌っています。
ブックレットによると、これは1960年当時の作曲者の姿です。
そしてこちらは作曲者自身が描いた油絵「Nina」だそうです。
色使いがなんとも素敵です。バランスも面白い。
この作曲家の作品は来週3曲歌ってくださいますが、「Att a:lska i varens tid」(春の愛)とっても素敵な作品です。「Det satt en katt vid Kattegatt」(カッテガットの猫)もウィットに満ちた動きがあって、詩ともどもチャーミング。
このほかにも Lars-Erik Larsson (ラルスーエーリク・ラーション)
そして Moses Pergament(モーセス・ペルガメント)というスウェーデンの作曲家が登場します。
私にとっても初めて拝聴する響きもありとても楽しみです。
今回はフィンランドの作曲家 Selim Parmgren(セリム・パルムグレン)、Erik Bergman(エーリク・ベリマン)Jean Sibelius(ジャン・シベリウス)ともに全員スウェーデン語の詩への作曲です。
フィンランド語とはまったく響きが違う言語。たくさんの皆様にこの響きと詩情を楽しんでいただけましたらと思います。サイトからも申し込みができます。ご来場お待ち申し上げます。
スウェーデンの作曲家も最近はいろいろ紹介されています。こちら、お手ごろ価格で入手できるCDです。魅力的な小品の数々お楽しみいただけます。
ステーンハンマル友の会http://homepage3.nifty.com/stenhammar/ も活発に活動をなさっています。
一つフィンランドからの響きをご紹介。カンドミノ合唱団(タウノ・サトマー指揮)フィンランドの民謡の数々を歌っています。マデトヤやクーラも作曲をしています。谷口ひろゆきさんの解説があります。
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