Sibelius Festival 2017 終演 

 おはようございます。8月29日からフィンランド・ラハティに滞在しています。第18回を迎えたシベリウス音楽祭を拝聴。今年はエーテボリ交響楽団がゲストの一日が加わり、全体で五日間、オーケストラの公演は四日間という音楽祭でした。

音楽祭の詳細報告は、こちらのページをぜひご覧ください。

ラハティ響の首席指揮者ディーマ・スロボデニクが音楽祭監督となって2年目。今年のテーマは、フィンランドの独立100周年と、「歌」でした。声楽作品の管弦楽伴奏のものが並びました。
そして「報道の日」祝賀会のための音楽も演奏され、フィンランドの歴史を音で味わう公演が最後に。
ゲストのエーテボリ響は、ラハティ市出身の若きマエストロ、サンットゥ・ロウヴァリに率いられ、大型の16型編成でシベリウスホールに熱い音を響かせました。

今年は自分のスケジュールの都合で、事前のリハーサルを拝聴はできなかったのですが、両方の若きマエストロはそれぞれの持ち味を発揮してやりたいことを貫いた演奏になったのではと感じています。
ラハティ響も18年拝聴する中で、本当に毎年変化し成長していると感じています。ヴァイオリン・ヴィオラセクションの人の変化が大きく、現在コンサートマスターは全員女性。非常に強いリーダーシップを発揮するマーリアさんにより、今回も見事な一体感。弦楽器もチェロとコントラバスは18年前とほぼメンバーが変っていないということも、大きな特徴。

もう一つ変わっていないのは金管セクション。しかし、首席指揮者の交代ごとに、どのように音作りされるか・・ということは変化が大きいと感じます。現在のディーマ・スロボデニクがシベリウス以外の作品を指揮するところを私は拝聴していないので正確には言えませんが、テンポの緩急が明確で、速いスピード感も特徴あるマエストロ、一方柔らかな広がりのある音作りもうまいと思いました。今回の曲目でもいくつか、「世界最速では?」と思うような演奏もありました。詳細は上記のレポートにあります。

懐かしいラハティ響のメンバーと挨拶を交わしていると、18年間の時間はあっという間に感じるのですが、客演のロウヴァリ氏が18年前10代の音楽学生だったことを思い出し、またメンバーのお子さんたちが成人を迎えていたり・・と、確実に時は経過していることも思い知ります。自分の在り方、歩み方を深く考えさせられる滞在でもあります。

今年は音楽祭に来るのは難しいか・・と、実はぎりぎりまで思っていました。自分の次の仕事の準備、母の状態への心配、そして日本の周囲の世界情勢・・・実際渡航の日は例のアラームが鳴った日です。飛行機は問題なく飛びましたが、本気でキャンセルをしなくてはいけないかと・・思いました。

お陰様で母も元気です。

こちらのお天気、到着時しばらくあまり芳しくなく・・・音楽祭期間には珍しいことですが、考えてみるといつもの期間よりも一週間早いのですね。音楽祭後半には見事に晴れ間も。

昨日もようやく素晴らしい夕焼けを撮影することができました。少し並べてみます。

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